クレジットカードはフィリピンで普及しつつある
フィリピン人のクレジットカードの普及率は、5年ほど前には僅か5%と聞いたのですが、最近のフィリピン人はクレジットカードを使用しているシーンがだんだん増えてきております。(まだまだ日本人に比べると普及率は低いのですが)
フィリピン人がクレジットカード作るには、現在就いている仕事で年収が15万ペソ以上(日本円で年収35万円程)が一般的な条件だとされているので、フィリピンでクレジットカードを作るのは簡単だと感じました。
日本人がフィリピンでクレカの作り方
実は日本人がフィリピンでクレジットカードを作成するのは比較的簡単なのです。
フィリピンの最王手銀行のBDO銀行のクレジットカードの作り方を例に取りますと、以下が条件となります。
・お申し込み時点で21歳以上、70歳未満
・フィリピンの居住者であること
・少なくともひとつの固定電話が自宅、又はオフィスにある
・住宅又はオフィスがBDOサービス圏内
・収入を証明する書類(年金受給者の場合は年金受給が証明できる書類や通帳の記録)
とこれだけで、必要事項を記入したお申し込み書とパスポートのコピーを提出後 → 審査 → 限度額設定 → カード発行・受領 → クレジットカードの有効化とこれだけで、作成して使えるのです。(キャッシングもできます)
フィリピンのクレカの特典
BDO銀行のクレジットカードの種類の中で、リワードカードと呼ばれるカードが主流なのですが、利用額に応じてポイントが貯まるカードです。
貯まったポイントは、日本のクレジットカード同様、商品券やキャッシュバック、マイルなどに交換することが可能です。
ちなみに、年会費は2,000円強~10,000円強(カードの種類によって違います)ほどかかってまいります。(一部のカードは初年度無料、次年度以降は年会費がかかる場合があります)
個人的には、年会費を払ってフィリピンのクレジットカードを作ってもあまり特典は感じられなかったです。
日本のクレジットカードのような海外旅行傷害保険はなかったし、キャッシング時の年利・手数料もフィリピンのクレジットカードのほうが、高かったです。
日本の年会費無料のクレカでも海外旅行保険が付いている
日本のクレジットカードは、年会費無料のカードでさえ、海外旅行保険が付帯されているコスパがいいものもあります。
私がフィリピン・セブ島の病院で働いていた時は、多くの日本人の方は楽天カードを持ってきて、付帯している海外旅行保険を使って、さらにキャッシュレスで診察を受けておりました。
フィリピンに行かれる際は、海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを持っていくことをおすすめします。(現地でお金を払うことがない、キャッシュレス診察をが可能。(日本を出国する以前に募集型企画旅行の料金に該当する代金を、クレジットカードで支払うことが条件)
補足ですが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の期間は、出国から90日です。しかし、海外旅行保険で同じ症状の治療費が補償される場合、病気の場合は初診日から(ケガの場合は事故発生日から)180日以内まで補償の対象となります。
なお、フィリピンではまれにキャッシング等の際にATM機にクレジットカード等が吸い込まれて出てこないことがありますので、2枚以上あった方がいいかと思います。
フィリピンでクレジットカードを使う時の対策
多くのフィリピンのクレジットカードはICチップを搭載しており、カード情報の不正コピーを防止しております。また、取引時にはPIN入力が必要な場合が多く、不正利用を防止しております。
しかし、楽天カード等に比べセキュリティ面が弱いのは否めません。(楽天カードは最新のセキュリティ技術を導入し、不正利用を防止)
また、フィリピンのクレジットカード会社も不正利用された場合、日本同様補償(失払いを止めるか返金等)されるケースが多いのですが、フィリピンは手続きに凄く時間がかかります。
まず、電話もあちこちにたらいまわしされ、やっとつながった思ったらレポートを作成させられ、日本以上に大変です。(当たり前)
だから、フィリピンでクレジットカードを使う時は、クレジットカードを監視しなければなりません。タッチ決済が少なく、決済に時間がかかることが多いので、店員が隙を見てクレジットカードの写真をとり、ネットで買い物の決済で使ったりすることもあるようです。
フィリピンでクレジットカードは何枚必要か
以上のように、フィリピンのクレジットカードは簡単に作れますが、特典が少なく、サポート面等も不安です。
結論ですが、フィリピンのクレジットカードを作る場合でも、日本の年会費無料のクレジットカードをお守り代わりに持っていくことをお勧めします。
上述しましたが、フィリピンのATMでクレジットカードが挿入したまま帰ってこないことが、何度か耳にしました。
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