海外移住と聞くと、ハワイやオーストラリア、タイなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、私が10年以上生活することになったのは、フィリピンのセブ島でした。
実は、旅行会社で13年間働いていた頃、セブ島に行ったことは一度もなく、存在すらほとんど知りませんでした。
それでも、いつか海外に住んでみたいという思いはずっと持っていました。その後、シドニーやニューヨークで英語を学び、なぜか流れ着いた先がセブ島だったのです。
結果的に、セブ島には約10年間住むことになりました。
セブ島に移住した理由はいくつかありますが、今振り返ってみると、最大の決め手はフィリピンの「ゆるさ」だったと思います。
日本の便利さや安全性、サービスの質は素晴らしいものです。しかし、その一方で、周囲の目や暗黙のルールに気を遣い、知らず知らずのうちに疲れてしまうこともあります。
フィリピンでは、日本とは異なる価値観の中で、もっと気楽に生活できる場面がたくさんありました。
この記事では、セブ島に約10年間住んだ実体験をもとに、移住を決めた5つの理由と、実際に暮らして感じたメリット・デメリットを紹介します。
セブ島移住を決めた5つの理由
1. 物価が安く、生活費を抑えられた
私がセブ島に移住した当時、フィリピンは日本と比べて物価がかなり安い国でした。
特に、衣食住や交通費など、日常生活にかかる費用を抑えられるのは大きな魅力でした。
日本では当たり前のようにお金がかかることでも、フィリピンでは安く済むことが多かったのです。
例えば、現地の食堂で食事をしたり、ジプニーなどの公共交通機関を利用したりすれば、かなり安く生活できました。
また、住居についても、日本と比べて手頃な価格で広い部屋を借りられることがありました。
ただし、フィリピンの物価は年々上昇しています。
現在では、輸入品や一部の外食、ショッピングモールの商品など、日本より高いと感じるものもあります。
さらに、外国人向けのコンドミニアムや高級レストランを利用すれば、生活費は決して安くありません。
それでも、現地の生活スタイルに合わせれば、生活費を調整しやすいという魅力はあります。
2. 英語力を向上させたかった
海外移住を考えた理由の一つが、英語力の向上でした。
私はセブ島に来る前に、シドニーやニューヨークでも英語を学んでいました。
しかし、語学学校で英語を学ぶことと、実際に英語を使って生活することはまったく違います。
買い物や仕事、友人との会話など、日常生活のあらゆる場面で英語を使う必要がある環境は、英語を身につけるうえで大きなメリットでした。
フィリピンは英語が広く使われている国です。
特にセブ島には多くの語学学校があり、欧米よりも比較的安い費用で英語を学べることから、日本人を含む多くの外国人が留学先として選んでいます。
また、フィリピンは英語力を生かしたビジネスでも知られています。コールセンターやビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業が発展しており、英語を使って働く人も少なくありません。
私自身、セブ島で仕事をする中で、英語を使う機会がたくさんありました。
語学学校に通うだけでは得られない、実践的な英語に触れられたことは大きな財産です。
3. セブ島のフィリピーナが魅力的だった
少し個人的な理由になりますが、セブ島のフィリピーナに魅力を感じたことも、移住を決めた理由の一つです。
フィリピンには、さまざまな民族的背景を持つ人々が暮らしています。
セブ島でも、多様なルーツを持つ人々を見かけます。私自身、セブ島には美しい女性が多いという印象を持っていました。
もちろん、美人の基準は人それぞれですし、フィリピン人だから美人というわけではありません。
ただ、明るく親しみやすい人が多く、初対面でも気さくに話しかけてくれる雰囲気は、私にとって魅力的でした。
実際に、私はフィリピン人の女性と結婚し、家族を築くことになりました。
海外で生活するうえで、現地の人々との人間関係は非常に重要です。
私にとって、フィリピン人の明るさや人懐っこさは、セブ島での生活を楽しくしてくれる大きな要素でした。
4. フィリピンのゆるさが自分に合っていた
これが、セブ島移住を決めた最大の理由です。
私は、どちらかといえば細かいことを気にしない性格です。
そのため、日本の厳格なルールや、周囲の目を気にする文化に、窮屈さを感じることがありました。
もちろん、日本の時間を守る文化や、サービスの正確さ、他人に迷惑をかけないという考え方は素晴らしいと思います。
しかし、日常生活の中で、そこまで厳密にしなくてもいいのではないかと感じることもあります。
フィリピンでは、日本と比べて物事が大らかに進む場面が多くありました。
例えば、ジプニーを利用していた頃の話です。
ある日、手持ちの小銭が7ペソしかありませんでした。本来の運賃は8ペソだったのですが、私は恐る恐る運転手に7ペソを渡しました。
すると、運転手はあっさり「OK」。
それで終わりです。
日本なら、決められた運賃をきちんと支払うのが当然でしょう。もちろん、フィリピンでも運賃を正しく支払うべきです。
ただ、その場の状況に応じて柔軟に対応してくれたことが、私にはとても気楽に感じられました。
一方で、タクシーでは逆の経験もあります。
お釣りがないと言われ、結果的に予定より多く支払うこともありました。
フィリピンのゆるさは、必ずしも自分に都合よく働くわけではありません。
それでも、何事も厳密に決められたルールどおりに進めるのではなく、状況に応じて柔軟に対応する雰囲気は、私の性格に合っていたのです。
また、長距離バスに乗っていたときのことです。
目的地のバス停より手前で降りたくなり、運転手に「ここで降りてもいい?」と尋ねました。
すると、返事は「オッケー」。
もちろん、道路状況や安全性によっては停車できない場所もあります。
しかし、可能な範囲で乗客の希望に応じてくれる柔軟さは、日本ではあまり経験しないものでした。
こうした小さな出来事の積み重ねが、フィリピンでの生活を気楽なものにしてくれたのだと思います。
5. ボクシングが盛んで、充実した練習環境があった
私にとって、ボクシングは人生の大きな楽しみです。
大学時代は関西大学体育会ボクシング部に所属していました。
そのため、海外に移住する際にも、ボクシングを楽しめる環境があるかどうかは重要でした。
フィリピンは、世界的にも有名なボクシング大国です。
マニー・パッキャオをはじめ、数多くの世界チャンピオンを輩出してきました。
セブ島にもボクシングジムがあり、レベルの高い選手と一緒に練習できる環境がありました。
私自身、現地でプロボクサーとスパーリングをする機会にも恵まれました。
日本ではなかなか経験できないような相手と練習できることは、ボクシング好きの私にとって大きな魅力でした。
単に海外で生活するだけでなく、自分の趣味を存分に楽しめる環境があったことも、セブ島を選んでよかったと思える理由です。
セブ島移住の最大の決め手は、フィリピンの「ゆるさ」
5つの理由を紹介しましたが、私がセブ島に約10年間も住み続けられた最大の理由は、やはりフィリピンのゆるい文化だったと思います。
フィリピンと日本では、生活の中で重視される価値観が異なると感じます。
日本では、時間を守ること、周囲に迷惑をかけないこと、決められたルールに従うことが重視されます。
一方、私がセブ島で生活して感じたのは、人間関係やその場の状況を大切にし、多少の予定変更や失敗を受け入れる大らかさでした。
もちろん、フィリピンにも厳しいルールはありますし、フィリピン人全員が大らかというわけではありません。
ただ、私が暮らしていた環境では、日本よりも肩の力を抜いて生活できる場面が多かったのです。
日本のように周囲の目を気にしなくてもいい
日本では、法律や規則だけでなく、周囲の目や暗黙のルールを意識する場面が多くあります。
例えば、公共の場での振る舞いや、仕事中の行動などです。
周囲と違うことをすると、誰かに迷惑をかけていない場合でも、注意されたり、批判されたりすることがあります。
以前、日本では警察官がコンビニで買い物をしていたことや、消防車がうどん店に停車していたことが話題になり、通報されたという事例を知りました。
これらは、状況によっては問題になることもあるでしょう。
しかし、休憩や食事のために立ち寄ること自体が、必ずしも悪いことではありません。
この話をフィリピン人にすると、「何が問題なの?」という反応をされることがありました。
私が感じたのは、フィリピンでは他人の行動に対して、必要以上に干渉しない場面があるということです。
日本のように周囲の目を常に気にする必要がない環境は、私にとって非常に居心地がよく感じられました。
フィリピンでは多少の失敗を受け入れる大らかさがある
フィリピンでは、予定どおりに物事が進まないことが珍しくありません。
待ち合わせに遅れてくる人もいれば、予約した時間にサービスが始まらないこともあります。
日本の感覚では、イライラする場面も多いでしょう。
しかし、フィリピンでは、多少の遅れや予定変更を受け入れながら生活することも必要です。
私は、こうした環境に慣れることで、以前よりも細かいことを気にしなくなったと思います。
日本では、少しの遅刻や小さなミスが大きな問題になることもあります。
しかし、すべてを完璧にする必要はありません。
多少の失敗があっても、何とかなることも多いのです。
フィリピンで生活した経験から、完璧を求めすぎないことの大切さを学びました。
子どもに寛容な文化が、子育てを楽にしてくれた
フィリピンで生活していて、特に印象に残っているのが、子どもに対する周囲の寛容さです。
私の娘がまだ小さかった頃、ショッピングモールなどで歩き回ったり、泣いたりすることがありました。
日本では、公共の場で子どもが泣くと、親は周囲に迷惑をかけていないか気になってしまうことがあります。
しかし、セブ島では、周囲の人が嫌な顔をするどころか、子どもに話しかけたり、あやしてくれたりすることがよくありました。
ジプニーやレストランなどでも、子どもが泣いていると、周囲の人が自然に声をかけてくれることがありました。
もちろん、フィリピンでも場所や状況によって対応は異なります。
それでも、子どもを社会全体で見守るような雰囲気は、子育てをする親にとって心強いものです。
私たち家族も、こうした人々の温かさに何度も助けられました。
高齢者にも優しいフィリピンの文化
フィリピンで暮らしていて、もう一つ印象的だったのが、高齢者に対する接し方です。
フィリピンでは、高齢者を敬う文化が根付いています。
例えば、公共交通機関で高齢者が乗り降りする際に、周囲の人が手を貸すことがあります。
また、ショッピングモールやスーパーでは、高齢者向けの優先レジが設けられていることもあります。
目の不自由な方や、身体が不自由な方を見かけた際に、自然と手助けをする人もいました。
日本にも、高齢者を大切にする文化や、困っている人を助ける優しい人はたくさんいます。
ただ、私がセブ島で感じたのは、人助けが特別な行動というよりも、日常生活の一部になっているような場面が多かったことです。
こうした人との距離の近さは、フィリピンの大きな魅力だと思います。
実際にセブ島に住んで感じたメリット
セブ島に約10年間住んでみて、私が感じたメリットは、物価や英語環境だけではありません。
日本とは違う価値観の中で暮らすことで、精神的に楽になれたことが大きかったと思います。
日本のしきたりや風習に縛られずに生活できる
日本には、古くからの習慣や社会的なルールがあります。
それらは社会を円滑に運営するために必要なものですが、人によっては窮屈に感じることもあります。
例えば、年齢や立場による上下関係、職場での暗黙のルール、周囲との足並みをそろえることなどです。
フィリピンでは、日本とは異なる人間関係や価値観の中で生活できます。
日本で背負っていたものを一度手放し、自分らしく暮らせるような感覚がありました。
もちろん、フィリピンにも独自の慣習や人間関係の難しさがあります。
それでも、日本で感じていた窮屈さから解放されたことは、私にとって大きなメリットでした。
人間関係が温かく、孤独を感じにくい
フィリピンでは、家族や親戚、友人、近所の人とのつながりが強いと感じました。
困っている人がいれば声をかけたり、食事に誘ったりすることもあります。
日本では、近所付き合いが希薄になっている地域もありますが、セブ島では人との距離が近いと感じることが多くありました。
もちろん、人付き合いが濃いことを負担に感じる人もいるでしょう。
しかし、私のように人との交流を楽しめる人にとっては、心地よい環境でした。
日本では気づかなかった価値観に出会える
海外で生活すると、自分が当たり前だと思っていた考え方が、必ずしも世界共通ではないことに気づきます。
時間の使い方、仕事と家族の優先順位、子育て、他人との距離感など、さまざまな違いがあります。
日本の常識が絶対ではないと知ることは、視野を広げるきっかけになりました。
セブ島での生活は、単に海外で暮らしたという経験だけでなく、自分の価値観を見直す機会にもなったのです。
実際にセブ島に住んで感じたデメリット
ここまでセブ島の魅力を紹介してきましたが、もちろんメリットばかりではありません。
フィリピンは日本と生活環境が大きく異なるため、不便さや危険を感じる場面もありました。
移住を検討している方は、こうしたデメリットも理解しておく必要があります。
病気になるリスクがある
フィリピンで生活する際に、注意しなければならないのが病気です。
日本ではあまり意識しないデング熱や狂犬病、アメーバ赤痢などの感染症があり、衛生環境にも違いがあります。
私自身、セブ島でデング熱に感染し、約3日間入院した経験があります。
発熱や関節痛、筋肉痛のような痛み、食欲不振などがあり、かなりつらい思いをしました。
幸い回復しましたが、海外で病気になることの大変さを実感しました。
また、医療機関によって設備や医療サービスの内容が異なります。
日本と同じ水準の医療を受けられるとは限らないため、病院選びや医療費、保険についても事前に考えておく必要があります。
長期滞在を検討する場合は、海外旅行保険や現地の医療保険など、自分に合った備えを確認しておきましょう。
関連記事:フィリピンのデング熱とは?医師から聞いた実情と入院体験を解説
インフラが脆弱で、生活が不便なことがある
セブ島では、停電や断水が発生することがありました。
また、地域や契約する通信会社によっては、インターネットの速度が遅かったり、通信が不安定になったりすることもあります。
道路の整備状況も日本とは異なります。
歩道が狭かったり、歩きにくい場所があったりするため、徒歩で移動する際には注意が必要です。
大雨が降ると、道路が冠水することもありました。
さらに、交通渋滞も深刻です。
幹線道路が混雑する時間帯には、短い距離の移動にも予想以上の時間がかかります。
日本のように、交通機関が時間どおりに運行し、道路も整備されている環境に慣れていると、不便さを感じることがあるでしょう。
治安に注意する必要がある
フィリピンでは、スリやひったくり、強盗などの犯罪に注意する必要があります。
私自身、セブ島で生活する中で、日本よりも防犯意識を高く持たなければならないと感じました。
特に、夜間の一人歩きや、人通りの少ない場所への立ち入りには注意が必要です。
また、金品を見せびらかさない、スマートフォンを人目につく場所で不用意に使わないなど、基本的な防犯対策も大切です。
日本では、夜遅くに一人で歩いても、それほど警戒しない人が多いと思います。
しかし、フィリピンでは、地域や時間帯によって危険度が異なります。
現地の治安情報を確認し、危険な場所を避けるなど、自分の身を守る意識が必要です。
買い物や外食でストレスを感じることがある
フィリピンで生活していて、意外とストレスを感じたのが、買い物や外食です。
ファストフード店やスーパー、レストランなどで、注文した商品が間違っていたり、頼んだものが入っていなかったりすることがありました。
私の経験では、テイクアウトを注文した際、商品を受け取る前に中身を確認する必要がありました。
何度も間違いを経験したため、注文した商品がそろっているか、必ずチェックする習慣がつきました。
また、ミスがあった際に、すぐに謝罪するのではなく、言い訳が先に出てくるように感じる場面もありました。
もちろん、すべての店やスタッフがそうではありません。
親切で丁寧な接客をしてくれる人もたくさんいます。
ただ、日本のような正確さやスピードを期待しすぎると、ストレスを感じる可能性があります。
仕事よりも家族や宗教を優先する場面がある
フィリピンでは、家族を大切にする文化が強いと感じました。
家族の用事や行事を優先することもあり、仕事の予定が変更される場合があります。
私も、医師と予約をしていたにもかかわらず、医師側の家族の用事で予定がキャンセルされた経験があります。
日本の感覚では、仕事や予約を優先してほしいと感じるかもしれません。
しかし、フィリピンでは家族とのつながりを非常に大切にしている人が多く、家族の事情が優先されることもあります。
また、宗教も日常生活に深く関係しています。
フィリピンはキリスト教徒が多い国で、教会の行事や宗教的な習慣が生活に影響することがあります。
こうした価値観の違いを理解できるかどうかも、フィリピン生活を楽しむうえで重要です。
住居の品質や衛生面に不満を感じることがある
セブ島では、コンドミニアムや一軒家など、さまざまな住居に住む機会がありました。
しかし、新築物件であっても、建物の仕上がりに不満を感じることがありました。
例えば、壁の塗装がはがれていたり、傷がついていたりすることです。
また、壁が薄く、隣の部屋や上の階から生活音が聞こえることもありました。
さらに、配管の問題なのか、室内で嫌な臭いがする物件もありました。
虫の問題もあります。
ゴキブリやヤモリ、ムカデなどが室内に出てくることがあり、日本の住環境に慣れている人には大きなストレスになるかもしれません。
私が実際に経験した住居の問題については、こちらの記事でも紹介しています。
また、フィリピンでは、ほこりや排気ガスなどの影響で、空気環境が気になる場所もあります。
肌が敏感な人やアレルギーがある人は、住む地域や住居の環境にも注意したほうがよいでしょう。
フィリピン移住に向いている人・向いていない人
約10年間セブ島で生活した経験から、フィリピン移住には向き不向きがあると感じます。
海外移住は、単に物価が安い、気候が暖かいといった理由だけで決めるものではありません。
自分の性格や価値観に合った環境かどうかが、長く暮らすうえで重要です。
フィリピン移住に向いている人
- 細かいことを気にせず、多少の失敗を笑って流せる人
- 予定が変更されても柔軟に対応できる人
- 日本とは異なる文化や価値観を楽しめる人
- 現地の人々との交流を楽しめる人
- 不便な生活環境にも順応できる人
- フィリピン人の文化や考え方を尊重できる人
特に重要なのは、現地の人々を日本の基準だけで判断しないことだと思います。
日本では当たり前のことが、フィリピンでは当たり前ではない場合があります。
その違いを否定するのではなく、面白いと感じられる人は、フィリピン生活を楽しめる可能性が高いでしょう。
フィリピン移住に向いていない人
- 時間や予定が少しでもずれると強いストレスを感じる人
- 日本と同じサービス品質を求める人
- 衛生環境や虫に対して非常に敏感な人
- 自分の考え方や習慣を変えることが苦手な人
- 治安やインフラの違いを受け入れられない人
- 現地の人々の文化や価値観を尊重できない人
例えば、待ち合わせをしても相手が遅れてくる、レストランで料理がなかなか出てこない、予約した時間にサービスが始まらない。
こうした出来事が頻繁に起きると、几帳面な人や完璧主義の人は疲れてしまうかもしれません。
ただし、これはフィリピンが悪いということではなく、生活環境や価値観との相性の問題です。
自分に合った国や地域を選ぶことが、海外移住で後悔しないための大切なポイントだと思います。
まとめ:セブ島移住を決めた最大の理由は、フィリピンのゆるさ
私がセブ島移住を決めた理由は、物価の安さ、英語力の向上、フィリピーナの魅力、ボクシング環境、そしてフィリピンのゆるい文化でした。
その中でも、最大の決め手になったのは、フィリピンのゆるさだったと思います。
ジプニーで運賃を少し負けてもらったこと、長距離バスで柔軟に対応してもらったこと、娘が小さい頃に周囲の人が助けてくれたこと。
こうした日常の小さな出来事が、私にとってセブ島を居心地のよい場所にしてくれました。
もちろん、フィリピンには病気や治安、インフラ、サービス品質などの問題もあります。
日本の便利さや安全性を重視する人にとっては、ストレスを感じる場面も多いでしょう。
それでも、多少の不便さを受け入れながら、人とのつながりや自由な雰囲気を楽しめる人にとっては、魅力的な移住先になると思います。
海外移住を考える際には、物価や気候だけでなく、その国の文化や人々の価値観が自分に合っているかどうかも考えてみてください。
日本では当たり前だと思っていたことが、海外ではまったく違う形で存在しているかもしれません。
そんなフィリピンの大らかな文化と、セブ島で過ごした日々が懐かしい今日この頃です。


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