パワハラは国の多い国や少ない国
海外で約10年働きましたので、パワハラが当たり前の国やパワハラが少ない国があり、国によって全然違うと感じました。
実際、パワハラ国際比較というデータを見て、国によって数値が全然違います。
上記の表は、職場の上司や同僚から、いじめや身体的・肉体的な攻撃といったハラスメントを受けたことがある人のパーセンテージです。
ワーストのインドとハラスメントの少ないジョージアでは、かなりの開きがあります。
フィリピンはパワハラが少ない
フィリピンで働いていると、日本に比べてパワハラがひじょうに少ないと感じました。
これは、日本とフィリピンとの文化の違いや性質の違いからきているかと思います。
加えて、フィリピンはへんなところでアメリカの文化を真似ているので、パワハラにあえばすぐに弁護士に依頼したりして、訴訟する文化があること等が要因となっております。
韓国のパワハラはムゴい
私がパワハラ世界一と思っている国は韓国なのですが、この表には入っておりません。韓国は殿堂入りだから除外されたのか、またはアンケートに回答することすら許されない状況なのでしょうか?
韓国のパワハラや不当な上下関係は、よく昨今芸能人のニュースでもにぎわしております。また、2014年に大韓航空の当時の副社長だった趙顕娥が旅客機内でのナッツの出し方をめぐり、客室乗務員を機体から降ろすよう要求した、いわゆる「ナッツ・リターン」事件などが日常化となっているのです。
実際には70%の労働者がパワハラやいじめにあったと言われており、そのため2021年に職場でのいじめ行為を禁止する改正労働基準法が施行されたのです。
この法が施行される前には、ある韓国人雇用者(クリスティン・ジョンさん)が職場で数か月にわたり嫌がらせを受け続けていたのでついに加害者と対決することにしたが、解雇され、雇用主から逆に名誉毀損(きそん)で訴えられたのです。
韓国は立場の弱い人は辛い
韓国では伝統的に、権力者による虐待行為は知らぬふりをすることになっており、ジョンさんのような状況に置かれることは珍しくないようです。
また、弁護士や裁判なども強い立場の側が利用するにすぎないのです。ここが、フィリピンとの大きな違いでもあるのです。
思うに韓国でパワハラが日常化・蔓延化している大きな理由は、考え方・儒教思想、学校・教育(いじめが日本とは比較できないほどあります)だと感じます。
だから、いくら法をつくっても文化・考え方・教育等を変革させないと韓国人は変わらないでしょう。
実際、法の施行後も、芸能人・Kポップ等で多数のパワハラ・セクハラ問題が浮上しておりました。
このような職場で働く韓国人の大多数はうつ病等の精神疾患になってしまうようです。ちなみに、韓国ではお店の店員等へのクレームや罵倒もひじょうに多いのです。
フィリピンの上下関係はゆるすぎる
フィリピンの場合は、上下関係がとてもゆるく感じます。(オーナーとの間は別です)
マネージャーの言うことをきかないフィリピン人もいるし、ボクシングのトレーニングをみていても年下のボクサーが年上に普通にため口で話しております。
また、フィリピンのお店でクレームを言っても無視をされるだけです。
まあ、フィリピンで不満はたくさんありますが韓国に比べると天国でしょうか。つくづく、韓国に生まれなくて良かったと感じている今日この頃です。
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