「自分は一体、どこから来た人間なのだろう?」
こんなことを考えたことはありませんか?
私はこれまでフィリピンやアメリカで約10年間暮らしてきました。
現在は日本で暮らしていますが、妻はフィリピン人。そして娘は日本人とフィリピン人のハーフです。
そんな環境で暮らしていると、ふと疑問に思うことがあります。
「自分の中には、日本以外の祖先の血が入っているのだろうか?」
「日本人は縄文人と弥生人の混血」とよく聞きますが、では自分の場合は縄文系なのか?それとも大陸系なのか?
そして妻のフィリピン人のルーツは、どこまで遡ることができるのでしょうか?
さらに、最近の遺伝子検査では、祖先だけでなく「太りやすい体質」「病気の遺伝的リスク」「髪や肌」「睡眠」「運動能力」などまで調べられるようになっています。
そこで今回は、私が実際に興味を持った「chatGENE Pro(チャットジーンプロ)」という遺伝子検査について、フィリピン人の妻とハーフの娘を持つ立場から詳しく調べてみました。
この記事では、単に「縄文人はどうだった」という話ではなく、
- 日本人の祖先はどこから来たのか?
- フィリピン人の祖先にはどんな人々がいるのか?
- 自分のDNAから日本以外のルーツは分かるのか?
- 父系・母系ハプログループとは何なのか?
- 「チベット」「スンダランド」など具体的な地名まで分かるのか?
- ハーフの娘のDNAはどうなるのか?
- 病気になりやすい体質や太りやすい体質まで分かるのか?
というところまで紹介します。
- フィリピン人の妻と結婚して、遺伝子のルーツが気になった
- 日本人の祖先は「縄文人+弥生人」だけなのか?
- では、私は縄文系?それとも大陸系?
- フィリピン人の祖先も実はかなり複雑
- 戸籍では分からない「もっと遠い祖先」をDNAで調べる
- ハプログループとは?「D1a2a」などの意味
- ハプログループから「チベット」「スンダランド」まで分かる?
- 父系なら「東アジアを席巻した稲作の伝道者」などの解説も
- 「祖先の移動軌跡」ではアフリカから日本まで?
- フィリピン人の妻と日本人の私、ハーフの娘ならどうなる?
- 「日本人100%」だったとしても面白い
- 「日本以外の血、海外の血が何%?」まで分かるのか?
- 遺伝子で「太りやすい」「痩せやすい」も分かる?
- 「ハゲが少ない国」「体臭」と遺伝子の関係も気になる
- 遺伝的な病気のリスクまで分かる
- 「病気のリスク」と「病気の診断」は全く違う
- AIに「自分の結果」を質問できるのも面白い
- フィリピン人との国際結婚なら、家族で検査すると面白そう
- 遺伝子検査で「日本人のルーツ」を調べる時代
- フィリピンに10年住んだからこそ、自分のルーツが気になる
- まとめ:あなたは何人のルーツを持っていますか?
フィリピン人の妻と結婚して、遺伝子のルーツが気になった
私はフィリピンに長く住んでいたこともあり、フィリピン人については日本人よりも身近な存在です。
そして現在の妻はフィリピン人。
娘は日本人とフィリピン人のハーフです。
そんな家族構成だからこそ、遺伝子検査には以前から興味がありました。
例えば娘の場合、父親である私から日本人側のDNAを、母親からフィリピン人側のDNAを受け継いでいます。
では、娘の「祖先」をさらに何千年、何万年と遡ったら、一体どこにつながっているのでしょうか?
母親側はフィリピンだから、単純に「フィリピン」というだけではありません。
フィリピンには、長い歴史の中で東南アジアやオーストロネシア地域など、さまざまな人々の移動・交流がありました。
さらにスペイン統治時代やアメリカ統治時代など、歴史的な交流もあります。
つまり、「フィリピン人=全員同じ祖先」ではないのです。
だからこそ、DNAから自分や家族のルーツを調べるのは面白いと思いました。
日本人の祖先は「縄文人+弥生人」だけなのか?
日本人の祖先について語るとき、よく出てくるのが「縄文人」と「弥生人」です。
これまで日本人は、主に縄文人と大陸から渡来した弥生人などが混ざって形成されたという「二重構造モデル」で説明されてきました。
しかし、現在はゲノム解析が進み、日本人の形成過程はもっと複雑だったと考えられるようになっています。
2024年には、理化学研究所などの研究グループが、3,000人以上の日本人のゲノムを解析し、日本人の祖先について3つの祖先系統を考える研究結果を発表しました。
つまり、
「日本人=縄文人+弥生人」
という単純な2種類だけでは説明しきれない可能性があるわけです。
日本列島には、非常に長い時間をかけて複数の地域から人々が移動してきました。
その後、農耕文化を持った人々などが大陸から日本列島へ渡来し、現在の日本人につながる集団が形成されていったと考えられています。
では、私は縄文系?それとも大陸系?
ここで気になるのが、
「自分は縄文人の子孫なのか?」
ということです。
実際には、日本人のほとんどは縄文系・大陸系など複数の祖先集団の影響を受けています。
そのため、「縄文人か弥生人か」と完全に二択で考えるのは適切ではありません。
さらに面白いのは、日本人だけを見ても地域によって祖先構成に違いがあることです。
沖縄、東北、関西などでは、縄文系祖先の割合に違いがあることが研究で示されています。
つまり、同じ「日本人」でも、DNAを詳しく調べれば、それぞれ違った祖先の履歴を持っているわけです。
これを自分自身について調べてみたいと思いました。
フィリピン人の祖先も実はかなり複雑
では、フィリピン人はどうでしょうか?
私が10年間暮らしていたフィリピンは、7,000以上の島々からなる国です。
フィリピン人の祖先についても、単純に「フィリピン人」という一つの集団で説明することはできません。
東南アジアやオセアニア方面から人々が移動してきた長い歴史があり、現在のフィリピン人にもさまざまな祖先集団の影響があります。
特にフィリピンを含む東南アジアでは、古代から人々の移動が盛んでした。
そのため、私の妻のDNAを調べれば、
「フィリピン人だから、祖先も全部フィリピン」
ではなく、さらに遠い祖先のルーツが見えてくる可能性があります。
これは日本人である私のルーツと比較すると、かなり面白そうです。
戸籍では分からない「もっと遠い祖先」をDNAで調べる
自分の祖先を調べる方法として、昔からあるのが戸籍です。
戸籍を集めれば、父母、祖父母、さらにその先へと家系を辿ることができます。
しかし、戸籍で確認できるのは基本的に記録として残っている範囲です。
一方、DNA検査では、戸籍では絶対に分からないほど遠い祖先の系統を推定できます。
現在のchatGENE Proでは、祖先解析として、
- 母系ハプログループ
- 父系ハプログループ
- 民族構成
- 古代人類由来DNA
- 祖先の移動軌跡
などが用意されています。男性の場合は父系ハプログループも表示されます。公式では、母系・父系それぞれについてサブグループまで推定すると説明されています。
ハプログループとは?「D1a2a」などの意味
遺伝子検査でよく出てくるのが、
D1a2a
や、
M7
のようなアルファベットと数字です。
これはハプログループと呼ばれるものです。
簡単に言えば、非常に遠い祖先から受け継がれてきた「系統の枝」のようなものです。
例えば父系なら、
あなた
↓
父
↓
父方の祖父
↓
曾祖父
↓
さらにその先……
と「父・父・父」と遡っていった男系の系統を調べます。
一方、母系なら、
あなた
↓
母
↓
母方の祖母
↓
曾祖母
↓
さらにその先……
という「母・母・母」の系統です。
chatGENE Proでは、例えば母系でM7やDなどのグループ、さらにD4g1のような細かなサブグループまで表示されると公式が説明しています。
ハプログループから「チベット」「スンダランド」まで分かる?
ここが私が一番興味を持ったところです。
ハプログループは単に「M7です」「Dです」と記号だけを表示するものではありません。
公式が公開している実例では、ハプログループについて歴史的背景や、関連する地域を紹介しています。
例えば、母系ハプログループのM9系については、チベット高原とその周辺地域によく見られるグループとして紹介されています。
また、M7系については、氷河期の末期に海面上昇によって沈んだとされる「スンダランド」付近で発生したとされるハプログループとして説明されています。
スンダランドは現在のマレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、ジャワ島、バリ島などの周辺に広がっていたとされる地域です。
つまり、結果を見て、
「自分の母系のハプログループは、この地域や古代集団と関係しているのか!」
と、歴史をたどる楽しみがあります。
父系なら「東アジアを席巻した稲作の伝道者」などの解説も
男性の場合は、Y染色体を利用した父系ハプログループも解析対象になります。
例えば公式の結果例では、
O2a1b1
という細かなサブグループまで表示され、さらに「東アジアを席巻した稲作の伝道者」というキャッチコピーとともに、その歴史的背景を紹介しています。
つまり、
「O2a1b1」
という暗号のような文字列だけを渡されて終わりではありません。
その系統がどのような歴史を持つのかを、一般の人にも楽しめるように説明してくれます。
「祖先の移動軌跡」ではアフリカから日本まで?
さらに面白いのが「祖先の軌跡」です。
現生人類であるホモ・サピエンスの遠い起源はアフリカにあります。
そこから人類が世界各地へ広がっていきました。
chatGENE Proでは、ハプログループを人類の移動史と関連づけて、
アフリカ
↓
中東
↓
中央アジア
↓
東アジア
↓
日本列島
といった祖先の移動軌跡をストーリー仕立てで紹介しています。

もちろん、これは「何万年前のあなた個人の祖先をGPSのように特定する」という意味ではありません。
DNAから推定された系統と、人類の移動史を組み合わせて、自分につながる祖先の壮大な旅を楽しむコンテンツと考えた方がよいでしょう。
フィリピン人の妻と日本人の私、ハーフの娘ならどうなる?
ここは我が家の場合、かなり興味深いところです。
例えば私が日本人、妻がフィリピン人なら、娘は両親からそれぞれDNAを受け継ぎます。
娘のDNA全体を調べれば、
日本人側の祖先+フィリピン人側の祖先
を含めた民族構成を見ることができます。
さらに、娘の母系ハプログループは、妻→妻の母→妻の母方祖母……という女性の系統を受け継ぎます。
一方、娘は女性なのでY染色体を持っていません。
そのため娘自身の父系ハプログループは表示されませんが、父親である私のY染色体を調べれば、娘につながる父系の一本のルーツを知ることができます。
つまり親子で検査すると、
- 私の父系ルーツ
- 私の母系ルーツ
- 妻の母系ルーツ
- 娘の民族構成
- 日本人+フィリピン人という両親から娘が受け継いだ祖先構成
などを比較できるわけです。
これは国際結婚をしている家庭なら、かなり面白いのではないでしょうか。
「日本人100%」だったとしても面白い
ここで誤解してはいけないのが、「民族構成」です。
例えば検査結果が、
日本人 100%
だったとしても、
「祖先が全員、現在の日本人と同じだった」
という意味ではありません。
日本列島の人々自身が、非常に長い歴史の中でさまざまな集団の影響を受けて形成されています。
さらに、現代人のDNAには、ネアンデルタール人やデニソワ人など古代人類に由来するDNA断片が含まれていることも分かっています。
chatGENE Proでは、この古代人類由来DNAの保有率についても確認できます。
「日本以外の血、海外の血が何%?」まで分かるのか?
これは、今回この記事を読んでいる人が一番気になるところではないでしょうか。
chatGENE Proでは、常染色体のSNPを解析して、世界各地の参照集団と比較し、
「日本人○%」
「韓国人○%」
などの主要民族構成を表示します。
実際に公式の利用者例でも、「5%日本人」「10%韓国人」などの結果が紹介されています。
つまり、
「自分には日本以外のルーツがあるのか?」
という疑問を、DNAからある程度推定できるわけです。
ただし、これは戸籍のように「曾祖父が中国人だった」と証明するものではありません。
また民族構成はβ版であり、マイクロアレイによる推定なので誤差が生じる可能性があることも公式が明記しています。
遺伝子で「太りやすい」「痩せやすい」も分かる?
私が祖先解析と同じくらい興味を持ったのが、こちらです。
私は57歳になりました。
体重はそれほど多くないのですが、年齢とともに気になってきたのがお腹の脂肪です。
食事や運動だけではなく、そもそも自分には「太りやすい遺伝的体質」があるのでしょうか?
chatGENE Proでは、ダイエットを含む食・運動・睡眠・肌・髪・性格など、さまざまな体質や特性について遺伝的傾向を調べます。
公式では、従来の235項目の体質・特性に加えて、Pro独自の項目を追加し、合計500項目の遺伝的傾向を調べるとしています。
つまり、
「自分は脂質を摂りすぎると太りやすいのか?」
「運動能力にどんな遺伝的傾向があるのか?」
「睡眠は?」
「髪は?」
といったことまで調べられます。
「ハゲが少ない国」「体臭」と遺伝子の関係も気になる
私のブログでは最近、
- 日本人男性 モテる国
- フィリピン ワキガ
- ハゲが少ない国
- ワキガ 海外 モテる
- 体臭が少ない国ランキング
などの検索ワードからアクセスがあります。
そして実際に体臭ケア商品も売れています。
海外生活をしていると、日本人と外国人では「体臭」「香り」「汗」などに対する感覚が違うと感じることもあります。
では、こうした体質にも遺伝的な違いはあるのでしょうか?
もちろん、体臭や薄毛などは遺伝だけで決まるものではありません。
食生活、年齢、ホルモン、生活環境など、多くの要因が関係します。
それでも、遺伝子検査によって「自分はどんな体質傾向を持って生まれてきたのか」を知るのは面白いと思います。
特に私のように、フィリピンと日本の両方で長く暮らした人間にとっては、遺伝と環境の違いを考えるきっかけにもなります。
遺伝的な病気のリスクまで分かる
chatGENE Proは祖先だけの検査ではありません。
がんや生活習慣病などの疾患リスクについても、遺伝的傾向を調べることができます。
公式では、肺がん、大腸がん、乳がん、白血病などのがんや、糖尿病、慢性肝炎、脳梗塞、貧血などの一般疾患を含む項目を掲載しています。
さらにProでは独自の100項目を追加し、全体で約500項目の遺伝的傾向を調べます。
例えば結果が、
高血圧:平均より遺伝的リスクが高い傾向
と出たとします。
これは「あなたは高血圧になる」という診断ではありません。
あくまで、日本人平均などと比較して遺伝的にどのような傾向があるかを示すものです。
実際の病気の発症には、食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒、年齢など、さまざまな要因が関係します。
したがって、検査結果を見て「病気だから」と決めつけるのではなく、健康管理を考えるきっかけとして利用するのがよいでしょう。
「病気のリスク」と「病気の診断」は全く違う
ここは非常に重要です。
遺伝子検査で、
「○○の遺伝的リスクが高い」
と出ても、それは現在その病気になっているという意味ではありません。
逆に「リスクが低い」と出ても、その病気にならないという保証ではありません。
遺伝子検査は、あくまでも遺伝的な傾向を知るためのものです。
実際に症状がある場合や、健康診断で異常が見つかった場合には、普通の医療機関で診察を受ける必要があります。
AIに「自分の結果」を質問できるのも面白い
chatGENE Proには「おしえてAI検索」という機能もあります。
例えば検査結果を見ながら、
「私は太りやすい体質ですか?」
「高血圧の遺伝的リスクを教えて」
「私に不足しやすい栄養素は?」
といった質問をすることができます。
自分の遺伝的傾向や未病・予防につながる情報などをAIに質問できるのは、従来の「検査結果をもらって終わり」というタイプとは違うところです。
フィリピン人との国際結婚なら、家族で検査すると面白そう
私の場合、これが一番興味深いところです。
自分だけ検査するのではなく、妻や娘の結果も比較できれば、
日本人の私
↓
フィリピン人の妻
↓
日本人+フィリピン人のハーフの娘
という家族3人の遺伝的な違いを見られます。
例えば、
- 父親の父系ハプログループ
- 母親の母系ハプログループ
- 娘の母系ハプログループ
- それぞれの民族構成
- ネアンデルタール人など古代人類DNA
- 体質や疾患リスク
を比較すれば、かなり面白い家族の「DNAプロフィール」ができそうです。
特にハーフの子供の場合、両親から異なる祖先構成を受け継ぐため、結果を見る楽しみがあります。
遺伝子検査で「日本人のルーツ」を調べる時代
昔なら、自分の祖先を知りたければ、家系図を作って戸籍を一枚一枚調べるしかありませんでした。
それが今では、唾液を採取して送るだけで、DNAに含まれるさまざまな情報を分析できます。
しかも分かるのは祖先だけではありません。
祖先・民族構成
体質
ダイエット
運動
睡眠
肌・髪
疾患リスク
古代人類DNA
など、かなり幅広い内容です。
chatGENE Proは現在、約500項目を調べる総合型の遺伝子検査として提供されています。価格は25,300円(税込・送料無料)で、検査結果はWeb上で確認できます。検体到着後の解析期間は目安3~4週間です。
「自分の場合は、どんな祖先からつながっているんだろう?」と少しでも気になった方は、検査の詳しい内容をチェックしてみてください。祖先解析だけでなく、体質や疾患リスクなど、自分ではなかなか分からない遺伝的な特徴も調べることができます。
「500項目」「祖先解析」「AI検索」全てを備えた遺伝子検査【チャットジーンプロ】
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フィリピンに10年住んだからこそ、自分のルーツが気になる
私はフィリピンやアメリカで長く暮らしてきました。
フィリピンでは日本人とは全く違う文化の中で生活し、多くのフィリピン人とも接してきました。
そして今はフィリピン人の妻と日本で生活しています。
そんな経験があるからこそ、
「日本人の自分はいったいどこから来たのか?」
という疑問が、普通の日本人より強いのかもしれません。
そして娘は日本人とフィリピン人のハーフ。
娘のDNAを何千年、何万年と遡っていけば、日本だけではなく、東アジアや東南アジア、さらに人類の遠い歴史へとつながっていきます。
そう考えると、国籍や人種というものが、いかに人類の歴史の一部分にすぎないのかを感じます。
日本人に見られるハプログループには、こんな系統がある
ちなみに、日本人の中にはさまざまなハプログループが確認されています。
例えば、
- ハプログループA:北東アジアなどに分布する非常に古い系統。シベリアの古代人類との関係も研究されています。
- ハプログループB:東アジアから東南アジア、オセアニアなどに広く分布する系統です。
- ハプログループC:東アジアから中央アジア、北アジアなど広い地域に分布しています。
- ハプログループD:日本列島で比較的多く見られる系統で、東アジアの古い人類集団との関係が研究されています。
- ハプログループF:東南アジアを中心に広く見られる系統です。
- ハプログループG:西アジアから中央アジア、東アジアなどに分布する系統です。
- ハプログループM7:東アジアから東南アジアに分布する系統で、古代のスンダランド周辺との関係も指摘されています。
- ハプログループM8a:東アジアに見られる系統で、中国大陸などにも分布しています。
- ハプログループN9:東アジアから北東アジアなどに分布する系統です。
こうして見ると、同じ「日本人」でも、父系・母系の遠い祖先をたどれば、実にさまざまな系統があることが分かります。
例えば、自分の結果が「D1a2a」だったり、母系が「M7系」だったりしたら、「この系統はどこから来たのだろう?」と、さらにその先の歴史を調べたくなりますよね。
しかも、現在の遺伝子検査では、ハプログループの記号だけでなく、その系統がどの地域と関係しているのか、どのような歴史をたどってきたのかまで解説してくれます。
「自分の中に、何千年、何万年という人類の歴史が刻まれている」と考えると、ちょっとロマンを感じませんか?
まとめ:あなたは何人のルーツを持っていますか?
「私は日本人だから、祖先も当然日本人」
と思っている人は多いでしょう。
私も以前は、そこまで深く考えていませんでした。
しかしDNAレベルまで遡ってみると、話は全く違います。
父系を辿れば、父→祖父→曾祖父……と、さらに何千年も前の一本の系統につながります。
母系を辿れば、母→祖母→曾祖母……という別の系統があります。
そして常染色体を調べれば、父母双方から受け継いだDNA全体から、民族構成を推定できます。
さらに、アフリカから始まった人類の壮大な移動史や、ネアンデルタール人など古代人類との遺伝的なつながりまで見ることができます。
フィリピン人と国際結婚している私にとっては、これはかなり興味深いテーマです。
もし自分の検査結果を実際に見られるなら、
「日本人○%、その他○%」
だけでなく、
「父系はこの系統」
「母系はこの系統」
「この祖先系統はチベット高原周辺と関係している」
「この系統はスンダランド付近で発生したとされる」
など、自分の中に刻まれた「人類の歴史」を見てみたいと思います。
そして、祖先だけではなく、
「自分は太りやすいのか?」
「どんな病気の遺伝的リスクがあるのか?」
「どんな体質なのか?」
まで分かるとなれば、57歳になった今の自分の健康管理を考える材料としても興味があります。
私のように外国人と結婚している人、ハーフの子供がいる人、海外生活が長かった人、自分のルーツが気になる人なら、一度調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
ただし、遺伝子検査は医療機関による診断ではなく、疾患リスクや体質についての遺伝的傾向を調べるものです。民族構成についても推定値であり、結果には誤差が生じる可能性があります。
それでも、自分のDNAの中に何万年もの人類の歴史が刻まれていると思うと、ちょっとワクワクしませんか?


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