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【病院経験者が語る実態と対策】フィリピン・セブ島での生魚感染症リスク徹底解説

医療・健康

はじめに:海外での食中毒リスク

フィリピン・セブ島の病院で長年働いた経験をもとに、生魚による感染症の実態と予防策を詳しく解説します。

海外旅行や海外留学等で安心して食事を楽しむための必須知識をお伝えします。

海外旅行や海外生活の楽しみの一つに、現地の食文化を体験することがあります。しかし、日本と海外では衛生管理の基準が異なることが多く、特に生の魚介類の摂取は思わぬ健康リスクをもたらすことがあります。

私はフィリピン・セブ島の病院で長年働いてきた経験から、数多くの食中毒や感染症の症例を目の当たりにしてきました。

本記事では、海外での生魚介類摂取による感染症のリスクや予防策について詳しく解説します。特に韓国で発生した重篤な感染症の症例や、私自身がセブ島で見てきた実例をもとに、旅行者が知っておくべき重要な情報をお伝えします。

また、万が一のトラブルに備えて、海外旅行保険付帯の年会費無料のカードについても詳しくご紹介します。

深刻化する生魚による感染症の実態

韓国での重篤な事例が示す危険性

だいぶ前のCNNの記事で報告された韓国の症例は、生魚による感染症がいかに深刻な結果をもたらすかを物語っています。韓国で生の魚介類を食べて感染症を引き起こし、合併症のため前腕を切断する手術を受けた男性の症例は、私たち海外在住者にとって決して他人事ではありません。

男性の左手の手のひらには縦3.5センチ、横4.5センチほどの血の塊ができ、手の甲から手首にかけては水膨れができていました。緊急手術を行った医師団は、海水にすむ細菌のビブリオ・バルニフィカスを発見し、感染症の原因を特定したのです。

男性は抗生剤を投与されましたが、皮膚の病変の悪化を食い止めることはできず、入院から25日後に、左上腕の切断手術を受けました。この事例は、生魚による感染症がいかに急速に進行し、深刻な結果をもたらすかを示しています。

ビブリオ・バルニフィカス感染症の実態

ビブリオ・バルニフィカス感染症は、海水に生息する細菌で、特に夏季(5~11月、特に7~9月)に感染リスクが高まります。この細菌による感染症の特徴は以下の通りです:

主な症状:
・急性発熱と激しい悪寒
・血圧の急激な低下
・激しい腹痛、嘔吐、下痢
・手足の猛烈な痛み
・皮膚の腫れ(水ぶくれを含む)

高リスク群:
・肝疾患患者(肝硬変、慢性肝炎など)
・アルコール多飲者
・糖尿病患者
・免疫機能が低下している方

厚生労働省の資料によりますと、ビブリオ・バルニフィカス感染症は進行が非常に早く、適切な治療を行わなければ致命的になる可能性があります。

欧米でも急増するアニサキス症

欧米でも、寿司など生の魚介類の人気上昇に伴い、寄生虫アニサキスを原因とする疾患も増加しています。日本では年間2万人近くの患者が発生していると推計されており、世界の症例の95%が日本で起きているとされています。

アニサキス症の症状
・食後1時間から数日で症状が出現
・12時間以内に激しいみぞおちの痛み
・激しい吐き気と嘔吐
・腹痛

2022年には全国における食中毒件数の58.8%(566/962件)がアニサキスによるものでした。この数字は、生魚による感染症がいかに身近な問題であるかを示しています。

セブ島の日本食レストランでの実体験

病院で目撃した数々の食中毒事例

私がセブドクターズ・ホスピタルで働いていた当時、セブ島の日本食レストランで生ものが原因で食中毒や下痢になった多数の患者さんを診てきました。中には、アメーバ赤痢に感染した方もいらっしゃいます。

私は現在、生物は一力茶屋以外では食べないようにしています。理由は明確です:日本食レストランといってもフィリピン人が生物を取扱っているからです(数軒は日本人が取り扱っています)。

セブ島の日本食レストランの実態
・刺身を調理しているのもフィリピン人
・食材を管理しているのもフィリピン人
・日本の食品衛生基準とは大きく異なる環境
・生魚の取り扱いに関する知識や経験の不足

最も多い入院理由は下痢

セブ島で入院する日本人患者さんの中で最も多い症状は下痢です。また、意外と日本食レストランで食事をした後に下痢になられた方も多いのが実情です。

下痢になると:
・トイレに行く回数が急激に増加
・脱水症状のリスクが高まる
・入院による点滴治療が必要になる場合が多い

正しい下痢の対処法:
1.十分な水分補給(経口補水液が理想)
2.無理に食事を摂らない
3.症状が悪化する場合は早期の医療機関受診
4.自然に体が回復するのを待つ

避けるべき対処法:
・市販の下痢止め薬の安易な使用
・アルコールの摂取
・刺激の強い食べ物の摂取

セブ島での食事における総合的リスク

セブ島では食べ物以外にも注意すべき要素があります:

水と氷のリスク:
・水道水は飲用に適さない
・氷も信頼できる製氷会社以外は危険
・ボトルウォーターの使用が安全

油の問題:
・古い油を繰り返し使用している店舗が多い
・酸化した油による胃腸障害
・調理油の品質管理の問題

外食時の恐怖との戦い

このような状況のため、セブ島で外食する時には下痢になる恐怖とも戦わねばなりません。しかし、適切な知識と対策があれば、リスクを大幅に減らすことができます。

効果的な予防策とガイドライン

安全な食事のための5原則:

1.加熱調理された食品を選ぶ
・70℃で1分間以上の加熱でビブリオ・バルニフィカスは死滅
・-20℃で24時間以上の冷凍でアニサキスは感染性を失う

2.信頼できるレストランを選ぶ
・衛生管理がしっかりしている店舗
・日本人が調理している店舗(可能であれば)
・評判の良い高級レストラン

3.生水・氷を避ける
・ボトルウォーターの使用
・氷入りの飲み物は避ける
・フルーツジュースも要注意

4.屋台や路上の食べ物は避ける
・衛生状態が不明
・食材の保存状態が不適切な可能性

5.体調管理を徹底する
・十分な睡眠と栄養
・ストレス管理
・定期的な手洗いと消毒

腸内環境の事前準備 

セブ島旅行の食中毒予防には、腸内環境を整えることも有効です:
・ビオフェルミンやヤクルトなどの乳酸菌食品
・旅行の数日前からの定期的な摂取
・現地での継続的な乳酸菌補給

海外旅行保険の重要性:楽天カードのすすめ

セブ島での医療費は想像以上に高額になる場合があります。食中毒による入院治療では、以下のような費用が発生します:
・救急搬送費
・入院費(1日あたり数万円)
・検査費用
・薬代
・通訳費用

楽天カードの海外旅行保険メリット

楽天カードは、年会費無料でありながら海外旅行傷害保険が付帯している優れたクレジットカードです。(海外旅行傷害保険は利用付帯なので、旅行代金を楽天カードで支払う必要がございます)

楽天カードの海外旅行保険の特徴:
年会費と入会金完全無料
・最高2,000万円の補償(利用付帯)
・24時間365日日本語サポート
・事前申し込み不要
・補償期間:出国日から3カ月

主な補償内容:
・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療費用:最高200万円
・疾病治療費用:最高200万円
・救援者費用:最高200万円

楽天カード申し込みのメリット

・即日発行可能(店舗受取サービス利用時)
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・年会費永年無料

日本語対応サービス

セブ島での主要な病院:
・セブドクターズホスピタル
・チョンワホスピタル

ジャパニーズヘルプデスクを通じまして、多くの病院で日本語対応サービスが利用できます。楽天カードの海外旅行保険を利用する事により、より確実に日本語でのサポートが受けられます。
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感染症が疑われる場合の対応

1.症状の記録
・食事内容と時間
・症状の発現時間
・症状の経過

2.保険会社(楽天カード海外旅行保険デスク)への連絡
・必要書類の確認
・海外旅行保険デスクより病院の案内、及び予約

3.早期受診
・症状が軽微でも医療機関を受診
・保険の手続き、及びキャッシュレスの手続き
・通訳サービスの利用

予防接種の検討

セブ島渡航前に検討すべき予防接種:
・A型肝炎
・B型肝炎
・破傷風
・日本脳炎(地域による)

まとめ:安全な海外生活のために

セブ島での生魚による感染症リスクは現実的な問題です。しかし、適切な知識と対策、そして保険による備えがあれば、リスクを大幅に軽減できます。

重要なポイント:
・生魚のリスクを正しく理解する
・信頼できるレストランを選ぶ
・基本的な衛生管理を徹底する
・海外旅行保険に必ず加入する
・緊急時の対応を事前に準備する

特に楽天カードの海外旅行保険は、年会費無料でありながら充実した補償を提供しているため、セブ島渡航前にぜひ検討することをお勧めします。
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海外での食事は旅行の大きな楽しみの一つです。適切な知識と準備で、安全で楽しいセブ島ライフを送ってください。

この記事は、フィリピン・セブ島の病院での実務経験をもとに作成されています。医療に関する判断は必ず専門医にご相談ください。

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