フィリピン人と良好な関係を築きたい日本人の皆さん、こんにちは。私は約10年間フィリピンで働き生活し、現在はフィリピン人の妻と日本で暮らしている経験者です。
「フィリピン人が嫌がること」について検索されている方の多くは、これからフィリピンに渡航される予定の方や、すでにフィリピン人との関係でトラブルを経験された方だと思います。
結論から申し上げると、フィリピン人が最も嫌がるのは「人前で面子を潰されること」です。これを知らずに行動すると、最悪の場合、命に関わる危険な状況に発展することもあります。
この記事では、10年の実体験と妻との生活から学んだ、フィリピン人が本当に嫌がることと、絶対に避けるべきタブー行為について詳しく解説します。
フィリピン人が最も嫌がること:人前での侮辱
フィリピンには「ヒヤ文化」という、面子を重んじる独特の文化があります。人前で注意されたり叱られたりすることは、フィリピン人にとって最大の屈辱なのです。
実際に起きた危険な事例
ある日本人男性は、フィリピン人スタッフを人前で軽く注意しただけで、ナイフを持って脅されました。また別のケースでは、失敗を人前で叱った日本人が逆上したフィリピン人に殴られ、セブ島の病院に運ばれました(私が病院で働いていた時に実際に見ました)。
さらに深刻なのは、マニラ市で駐車トラブルから警官とフィリピン人が口論になり、警官が侮辱されたと感じて発砲した事件です。このような警官の発砲事件は、フィリピンでは毎日のようにニュースになっています。
重要:フィリピンでは、相手が家族や恋人であっても人前での口論は危険です。2012年3月にはマクタン島で、口論の末に日本人女性が夫のフィリピン人に刺される事件も発生しています。
私がフィリピン人に絶交されたケース
セブ島の語学学校でのことでした。ダンスのアクティビティ中に、一人のフィリピン人先生が度々練習の輪から抜けて他の生徒と話していたので、私は「真面目にして」と注意しました。
その瞬間、先生の表情が変わり、ふくれてしまいました。そして、その後二度と口をきいてくれることはありませんでした。
当時はセブ島に来て間もなく、フィリピン人の性質を理解していませんでした。日本では普通の注意でも、フィリピンでは相手のプライドを深く傷つけてしまうのです。
宗教的タブーと実際のトラブル体験
フィリピンは約80%がカトリック教徒の宗教国家です。宗教に関する軽はずみな発言は絶対に避けるべきです。
私の妻との実体験
私の妻はフィリピン人でキリスト教プロテスタントですが、戒律が非常に厳しく、金曜日の日没後から土曜日の日没まで働いてはいけない(家事もダメ)という規則があります。
交際し始めの頃、私はこのことを知らず、土曜日に家事を頼んだところ大きなトラブルになりました。現在は妻の信仰を完全に尊重しており、この時間帯は私がすべての家事を担当しています。
宗教的なタブーの例:
- キリスト教やカトリックの批判・からかい
- 南部地域でのイスラム教徒への豚肉の話題
- 飲酒の強要
- 宗教行事への軽視発言
せこい行為を嫌がる理由
フィリピン人は、お金に関するせこい行為を非常に嫌います。特に以下の行為は軽蔑されがちです:
- レストランでの細かい割り勘計算
- 小さな金額をケチる行為
- 招待しておきながら途中で支払いを要求
- 明らかに収入差があるのに平等な支払い要求
フィリピンでは「収入の多い人が多めに支払う」ことが一般的で、これを無視すると「ケチな日本人」というレッテルを貼られてしまいます。
体臭・口臭への敏感さ【要注意】
意外に思われるかもしれませんが、フィリピン人は匂いに非常に敏感です。私もフィリピン在住中は、特に口臭と体臭のケアには細心の注意を払いました。
危険な警告サイン
フィリピン人が鼻の下を人差し指でこする仕草を見たら要注意です。これは「バホ(臭い)」という意思表示で、かなり嫌がっているサインです。一度この仕草をされると、その後の関係が悪化することがあります。
私自身、フィリピンでボクシングをやっていて大量の汗をかくため、日本から体臭ケア商品を持参して愛用していました。特に高温多湿な気候の中では、日本以上に体臭対策が重要になります。
おすすめの体臭・口臭対策商品
体臭ケアに効果抜群:アニセ薬用石鹸
この薬用石鹸は、フィリピンの高温多湿な環境での体臭ケアに最適です。殺菌・消臭効果が高く、現地での人間関係を良好に保つために必須のアイテムです。
さらに強力な対策:アニセワキガ対策クリーム
特に体臭が気になる方や、フィリピン人との密接な関係を築く予定の方には、このワキガ対策クリームを強くおすすめします。一度「バホ」と思われてしまうと、関係修復は非常に困難になります。
家族を最優先する文化
フィリピン人にとって家族は何よりも大切な存在です。日本人とは比べ物にならないほど家族を大事にします(家族が病気だと普通に会社も休みます)。
妻の家族への送金体験
私の妻は日本でアルバイトをしていますが、給料の半分はフィリピンにいる家族に送金しています。最初は驚きましたが、これはフィリピンでは当然のことです。
家族への送金について批判的なことを言うと、確実に関係が悪化します。むしろ、家族思いの姿勢を理解し、サポートする姿勢を見せることが重要です。
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私たちが調べた中で最もレートが良かったのがInstaremです。フィリピンへの送金を検討されている方は、まずシミュレーションで手数料を比較してみてください。
やってはいけないジェスチャー
フィリピンで絶対にやってはいけないジェスチャーがあります:
危険度:★★★(命に関わる可能性)
- 子供の頭を叩く・なでる:「頭には神が宿る」と信じられており、最大のタブー
- 人差し指で指差し:非常に失礼な行為
- 親指と人差し指でのOKサイン:「お金」を意味し、侮辱と受け取られる
危険度:★★☆(関係悪化の可能性)
- 手のひらを下にして「おいで」のジェスチャー:犬を呼ぶときの仕草と同じ
- 腰に手を当てて話す:攻撃的な姿勢と見なされる
フィリピン人に嫌われないための対策
1. コミュニケーションの基本
- 注意や指摘は必ず1対1で行う
- 宗教的価値観を尊重する
- 家族の話題には敏感に反応する
- 時間にルーズでも寛容な心を持つ
2. 体臭・口臭対策の徹底
フィリピンの高温多湿な気候では、日本以上に体臭ケアが重要です。上記で紹介した薬用石鹸やデオドラントクリームで、しっかりと対策を行いましょう。
3. 文化的理解を深める
フィリピン人パートナーを探している方や、現地での人脈作りを考えている方は、まず文化的な理解を深めることが大切です。
フィリピン人との出会いを求める方へ:
真剣にフィリピン人との交際や結婚を考えている方には、実績のあるマッチングサイトをおすすめします。ただし、上記で説明した文化的タブーを理解してからアプローチすることが成功の鍵です。
まとめ:フィリピン人との良好な関係を築くために
フィリピン人が嫌がることの多くは、日本人には理解しにくい文化的背景があります。しかし、これらを理解し尊重することで、素晴らしい人間関係を築くことができます。
重要なポイントをもう一度:
- 人前での注意・叱責は絶対に避ける
- 宗教的価値観を完全に尊重する
- 体臭・口臭ケアを徹底する
- 家族を大切にする文化を理解する
- 危険なジェスチャーを避ける
私は10年間のフィリピン生活と現在の国際結婚生活を通して、これらの文化的違いを学びました。最初は戸惑うことも多かったですが、相手の文化を尊重する姿勢があれば、必ず良好な関係を築けるはずです。
フィリピンでの生活や人間関係で困ったことがあれば、まずは相手の文化的背景を理解することから始めてみてください。そして、適切な準備(体臭ケアなど)を怠らないことが、成功への近道です。

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