汚い環境で生活をしているフィリピン人は病気にならないのか?
そんな事はありません、彼等はしょっちゅう病気になってます。日本と比べ、ウィルスやバクテリア等がたくさんある上、環境汚染・大気汚染の多い場所で生活しているのですから。
貧困層のエリアに住まれている方々は、かなり密に集まっているので、感染症が発生すればどんどん広がっていくことも多いのです。
そのうえ、多くのフィリピン人は野菜を食べずにご飯と炭酸飲料ばかり摂取するので、栄養不足で糖尿病や高血圧等になり、免疫力が低下しているフィリピン人がとても多いのです。
貧困層のフィリピン人
では、病気になったフィリピン人達はどうしているのでしょうか?
まず貧困層のフィリピン人ですが 彼等は病院に行けなく薬も買えない人、病院には行かないが薬局で薬を買う人、安い公立病院に行く人等に分かれます。その時の、お財布の懐具合によるでしょう。
その中でも、病院には行かず に薬局で薬だけ買う人が多いのですが、これによって正しい薬が買えない人が多く、治る病気もなかなか治らずに、喘息・肺炎・副鼻腔炎等に発展していくフィリピン人達の何と多い事でしょうか。(処方箋なしでは、抗生物質や抗アレルギー剤は買えません)
医者でさえよく間違えるのに(フィリピン人ドクターも日本人医師も)、薬局の店員(薬剤師を含め)がきちんとした知識をもっているはずはありません。
中流層以上のフィリピン人
中流層以上の人はどうでしょうか?
セブ島を例にとりますと、余裕のあるフィリピン人は セブ島で一番設備の整っているチョンワ病院か大学病院のセブドクターズ・ホスピタルに行って良いドクターに診断してもらうので、なんとか病気は治っております。(と思っていましたが、意外と誤診も多いですね)
ちなみに、マクタン島の日系企業で働かれている日本人の大半もマクタン島のマクタン・ドクターズには行かずに、マクタン島からセブ島のチョンワ病院かセブドクターズ・ホスピタルに行かれております。
チョンワ病院もセブドクターズもアメリカで医療を学んだドクター達がおり、中には日本の医者達よりレベルが高いドクターもおります。
そういった理由で、ここでいつも診断する中流層以上の人は少しだけ長生きするのです。
医療制度と公立病院
腎臓を患った場合は、日本なら社会保障制度・医療制度がきちんとしているので人工透析を受けることができますが、フィリピンの場合は自費かフィルヘルス負担(年間90日まで負担の対象)になり、出費が多くなるため受けられない人も多いのです。
私は公立病院はに行ったことはありますが、満員電車状態でした。公立病院に行くと、軽い症状でも感染させられて余計に重症になるなと感じている今日この頃です。
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