はじめに:フィリピンから日本の外資系企業へ
海外(フィリピン、インド、アメリカ)で10年以上働いた私が、現在日本の外資系企業で働いて感じる「働き方の質」について、リアルな体験談をお伝えします。
日本企業での15年間、海外での10年間、そして現在の外資系企業での経験を通して、「真のワークライフバランス」とは何かを実感しています。
特に、小さな娘を持つ父親として、外資系企業の柔軟な働き方がどれほど家族にとって価値があるかを、具体的なエピソードとともにご紹介します。
娘の幼稚園送迎から始まる理想の一日
朝の幸せな時間
私が現在働いている外資系企業では、「9時に全員が揃うことは不要で、人によって忙しい時間帯が違う」という考えが浸透しています。
娘が幼稚園に通っていた時期、私は毎朝娘を幼稚園に送ってから出勤していました。朝8時30分に家を出て、幼稚園に9時に到着、そして娘を見送ってから会社に向かう——これが私の日常でした。
日本の一般的な企業では考えられない光景かもしれませんが、外資系企業では「家族ファースト」の考えが当たり前なのです。
「効率」を重視する企業文化
私の会社では、全員が同じ時間に出社することよりも、「いつ、どのように最高のパフォーマンスを発揮できるか」を重視しています。
早朝型の同僚: 7時に出社して16時に退社
家族重視の私: 幼稚園送迎後の10時出社
また、家でできる仕事は家でやることもあり、ずっとオフィスにいることは強要されません。
このような多様な働き方が認められているのは、結果さえ出せば「働く時間」よりも「働く質」が評価されるからです。
外資系企業で実現した5つの「家族ファースト」体験
1. 子どもの急な発熱での早退が当たり前
ある日、娘が幼稚園で発熱した際、午後1時に迎えに行く必要がありました。日本企業時代なら上司に頭を下げて早退していたでしょうが、外資系企業では「お疲れ様、早く帰ってください」の一言だけ。
罪悪感を感じることなく、家族を優先できる環境があります。
2. 幼稚園の行事への参加が歓迎される
運動会、発表会、参観日——これらの行事に参加することが、同僚や上司からも応援されます。
「子どもの成長は一度きり、仕事はいつでもできる」という価値観が企業文化として根付いているのです。
3. 有給休暇の取得で感謝される
日本企業では有給を取ることに罪悪感を感じがちですが、外資系企業では「リフレッシュして、よりよい仕事をするため」の有給取得が推奨されます。
長期休暇を取った際も、「よい休暇を過ごしてきてください」と送り出され、復帰時は「リフレッシュできましたか?」と温かく迎えられました。
4. 家族との時間を最優先できる環境
残業が発生した場合でも、家族の予定がある時は遠慮なく「家族の約束があるので今日は定時で帰ります」と伝えられます。
これが単なる「わがまま」ではなく、「当然の権利」として受け入れられる文化があります。
5. 在宅勤務の活用で送迎時間を確保
コロナ禍以降、在宅勤務が一般化しましたが、外資系企業ではオンライン会議等が発生した際や、オフィスに行く必要が名合場合は、在宅勤務に切り替えることもしばしばあります。
通勤時間を家族時間に変えることで、より豊かな生活を実現できています。
日本企業との決定的な違い
・労働時間の比較 月マイナス50時間以上
・年間有給取得日数 全て取得
・家族行事参加回数 全て参加
・ストレス: 70%削減
外資系企業で実現する「新しい家族との時間」
平日の夕食を家族と
外資系企業で働くようになってから、平日の夕食を家族と一緒に食べる日が格段に増えました。ほとんどの日は19時には家に到着できております。(新卒で入った某大手旅行会社時代は、22時頃や終電での帰宅が多かったので驚いております)
家族と夕食を囲みながら、娘の一日の話を聞ける幸せを実感しています。
長期休暇での家族旅行
長期休暇(10日間以上)も普通に取れるので、家族とゆっくり旅行に行けるようになりました。子どもの夏休みに合わせて休暇を取ることで、家族の絆を深める貴重な時間を作れています。
外資系企業転職を成功させる具体的な方法
私自身、コロナ禍で働いていた企業(日系の会社)が倒産し、50歳で日本に戻って就職活動をすることになりました。年齢的なハンディがあるのではと不安でしたが、複数の転職エージェントに登録し、プロのサポートを受けることで、外資系企業だけでなく、海外の企業や日本企業からも複数の内定をいただくことができました。
転職活動で行ったのは、複数の転職エージェントに登録し、面談をして自分の希望を話し、企業を紹介されて履歴書等を作成し、面接を受けただけでした。
おすすめの転職エージェント
ヒューレックス 外資系企業やグローバル展開している企業の求人が多く、専任カウンセラーが時間をかけて最適な企業とのマッチングをサポートしてくれます。英語力を活かせる求人も多数あり、海外経験者に特におすすめです。
転職支援サービス
第二新卒エージェントneo 若手向けの転職支援サービスで、外資系企業の求人も多数取り扱っています。特に第二新卒やキャリア初期の方には心強い味方となるでしょう。
既卒・フリーターでも就職できる!【第二新卒エージェントneo】
The Beyond Border 海外勤務に特化した転職エージェントで、海外経験(留学等)がある方に最適です。海外経験を持つ転職カウンセラーが多数在籍しており、豊富なデータと経験をもとに、あなたの海外キャリアをサポートしてくれます。
これらの転職エージェントに登録し、複数の視点からアドバイスを受けることで、自分に最適な外資系企業に出会える可能性が高まります。
英語力がさほど必要でない企業もありますので、英語が苦手な方は相談すれば大丈夫です。
転職エージェントに登録するメリット:失敗しない転職のために
転職エージェントを活用することで、以下のようなメリットを得ることができます:
1. プロによる履歴書・職務経歴書の添削
転職エージェントのアドバイザーは、外資系企業が求める履歴書の書き方を熟知しています。一次面接で落とされないような効果的な自己PR方法を無料でアドバイスしてくれます。私は年齢が高いので、「自己PRの中にとにかく経験や体験談を入れてアピールしてください」と言われ、内容も一緒に考えてもらいました。
2. 企業側から見た市場価値の把握
自分の市場価値を客観的に知ることができます。現在のスキルや経験がどの程度評価されるのか、どのような企業とマッチングするのかを専門家の視点から教えてもらえます。
3. 非公開求人へのアクセス
外資系企業の魅力的な求人の多くは非公開です。転職エージェントに登録することで、一般には公開されていない好条件の求人情報にアクセスできます。Source
4. 年収交渉のサポート
転職エージェントは企業との年収交渉も代行してくれます。特に外資系企業では年収の幅が広く設定されていることが多いため、適切な交渉によって大幅な年収アップも可能です。
5. 精神的なサポート
転職は精神的にも負担がかかるものです。現職で働きながらの転職活動は特に大変ですが、プロのカウンセラーがメンタル面でもサポートしてくれるため安心です。
6. キャリアプランの相談
単に次の就職先を見つけるだけでなく、長期的なキャリア形成についても相談できます。あなたの強みを活かせるキャリアパスを一緒に考えてくれます。
転職エージェントは企業から成功報酬を得るビジネスモデルのため、応募者は無料でこれらのサービスをすべて受けることができます。転職の成功率を高めるためにも、複数のエージェントに登録して、それぞれの強みを活かしたサポートを受けることをお勧めします。
50代でも転職できた私の体験談
転職エージェントからは、履歴書の書き方や面接での自己アピールの仕方など失敗しない対策を考えて頂き、それが内定獲得につながりました。
また、経験とスキルがなくても、これまでの経験や意欲を適切にアピールすれば、外資系企業での新たなキャリアをスタートさせることは十分に可能だと感じます。
外資系企業で働くことは、単なる転職ではなく「人生の質」を変える選択です。
今すぐできること:
・上記の転職エージェントに登録する
・現在の市場価値を確認する
・家族との時間を優先する企業文化を体験する
外資系企業で働いて以来、家族との時間が膨大に増え、人生が変わったと感じている今日この頃です。
コメント