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フィリピンのいじめ事情は日本とは違います – 隠蔽される日本、解決に向かうフィリピン

フィリピン情報

日本の小学校や中学校では、いじめが日常茶飯事でそれがもとで不登校やうつ病になったりすることが深刻な問題となっています。2023年度の文部科学省統計によると、小学校を含む全校種(小・中・高・特別支援学校)のいじめ認知件数は732,568件(前年度比+7.4%)と過去最多を更新しました。

しかし、この数字には大きな問題が隠されています。実際には、日本のいじめ問題はこの統計以上に深刻である可能性が高いのです。

PISAデータが示す矛盾:日本のいじめは本当に少ないのか?

国際学力調査PISAのデータでは、日本のいじめ発生率はOECD諸国の中で比較的低い水準に位置しています。一方、フィリピンなどの途上国では、いじめの発生率が高く報告されています。

しかし、これは表面的な数字に過ぎません。実際には、日本がいじめを隠蔽し明るみにしていないだけであり、フィリピンは、からかい程度でもいじめと認識し、解決に向かう姿勢があることが大きな違いなのです。

また、フィリピンには、2013年に「いじめ防止法」が制定されたので、いじめやいじめに発展するような行為があれば、学校が速やかに対応や報告をし、学校は適切な措置を講じなければいけません。だから、日本とは逆で実際のいじめ件数以上が報告されていると感じます。

日本のいじめ構造:加害者がカッコイイ風潮と教師の問題

日本の学校現場では、以下のような構造的な問題があります:

  • いじめの加害者がカッコイイ風潮:力のある者が弱い者をいじめることが、ある種のヒエラルキーとして機能している
  • 教師も加害者側につく:指導力不足や事なかれ主義から、教師が問題の本質を見抜けない、または見て見ぬふりをする
  • 被害者は泣き寝入り:声を上げても助けてもらえない現実

2025年に話題となった広陵高校野球部のいじめ問題でも、被害者は転校せざるを得ない状況に追い込まれました。学校や教育委員会が「事実を認める=管理責任を問われる」と考え、隠蔽・軽微化する動機が強いことがこの事件からも明らかになりました。

フィリピンの対応:からかい程度でも教師が注意する文化

フィリピンの学校では、日本とは対照的な対応が取られています:

  • からかい程度でも、教師が注意する:小さな芽のうちに問題を摘み取る姿勢
  • いじめは加害者が悪く、度が過ぎれば警察に通報:明確な善悪の基準
  • 被害者を守る:被害者に非があるという発想がない
  • したがって、不登校は少ない:問題が深刻化する前に解決される

結果として、「日本はデータ上では少ないが、実は構造的に隠蔽されやすい」「海外は数字が高くても、少なくとも表に出る」という現象が起きているのです。

私はフィリピンで10年ほど過ごしましたので、フィリピンでもいじめを見ました。といっても、からかいやあだ名をつけられといったのがほとんどで、暴力や心を傷つけるような重大なことはほとんどなかったです。

そんなからかい程度のいじめでも、学校の先生達はきちんと生徒達にいいきかせるので、大きないじめに発展することはないそうです。先生だけでなく、子供達のグループはいじめをよしとしないので、日本のように見てみぬふりをするのではなく、いじめている人に意見をし、「いじめることは恥ずかしいこと」だとさとす土壌があるのです。(だから、いじめで不登校は聞かない)

フィリピンで見たいじめや正義の味方

また、私はセブ島のサンカルロス大学に通っていた時があり、その時に感じたことは、仲間外れにするという概念がないことです。例えば、私は外国人なのでグループを作っての活動の時はいつもあふれるのですが、決まって幾つかのグループが誘ってくれました。

フィリピン人は、このように誰か助け船を出してくれる傾向があります。誰かが、いじめられていると日本人のように傍観したり、いじめる側につくのではなく、加害者に注意をするフィリピン人が多いのも特徴です。

サイバー(インターネット)いじめが増加

ただ、フィリピンではサイバーいじめが年々増加して行っております。フィリピン人の多くは、Facebook等SNSを利用しており、これらのプラットフォーム上でいじめが発生していっております。

インターネットの匿名性を利用し、加害者が特定されにくい状況なので、日本同様攻撃や言動がどんどんエスカレートしていっている傾向があるのです。

しかし、日本と違い放置するのではなく、サイバー虐めに対抗するポータルサイトが立ち上げられたりし、対処する会社が出て来ているのも事実です。

日本人のスパイト行動:いじめ世界一になる構造

大阪大学社会経済研究所の研究により、衝撃的な事実が明らかになりました。日本人は他国と比較して「スパイト行動」、つまり「自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動」が顕著であることが実験で証明されています。

スパイト行動実験の内容

この実験では、参加者2人に各10ドルが与えられ、0~10ドルの範囲で公共財に投資できる設定でした。投資額の合計に1.5倍をかけた金額が両者に均等分配される仕組みで、理論的には10ドル投資することが最適戦略となります。

しかし、日本人参加者はあえて0~9ドルを選択する傾向が他国より強く見られました。これは自分の利益を減らしてでも、相手の利益を減らそうとする行動です。

なぜ日本人にスパイト行動が多いのか

日本人は「自分は自分、他人は他人」というように、自分と他人を切り離すことが苦手です。他人が利益を得ようとして自分を出し抜くことを嫌い、他人の幸せを嫌い、他人の不幸が好きなので、いじめが発生しやすい土壌が形成されています。

海外では、他人の不幸は自分の幸せに繋がらないので、他人の不幸より他人の幸せになろうと行動する傾向があります。

お笑い文化がいじめを助長

日本のお笑い芸人の多くは、他人の悪口を言って笑いをとる文化があります。その姿を幼いころから見ている日本人は、平気で他人を笑いものにして、笑いをとる文化が根付いています。これもいじめが生まれやすい環境を作り出している要因の一つです。

海外の学校という選択肢:フィリピン留学という道

このような日本の教育環境に疑問を感じる保護者が増えています。実際に、日本でいじめにあった子や不登校の生徒が、海外の学校に通っている小学生や中学生も少なくありません。

というのも、日本のいじめは世界で1番陰湿で、加えていじめを解決・改善できる環境が世界一最悪だから、日本の環境が嫌になって、海外に活路を見出そうとする、ご両親が増加中です。

特にフィリピン留学をお試しで体験する小学生や中学生が多いのが現状です。フィリピンの教育環境では:

  • 多様性を受け入れる文化がある
  • 教師が生徒を平等に扱う
  • いじめに対して毅然とした対応を取る
  • 英語教育も同時に受けられる

不登校に悩むお子さんや、日本の画一的な教育に疑問を感じている家庭にとって、フィリピン留学は新たな可能性を開く選択肢となっています。

フィリピンの子供と日本の子供の違い

フィリピンの子供達と日本人の子供達とでは、何が違うのでしょうか?

一言で言えば、“両親と接する時間”が全く違います。

フィリピンでは、多くの医師達が昼食前になると家に帰ったり、レストランで子供達と食事をとったりしています。夕食も当然家族と一緒に食事をしています。日本のように、接待などで家族で食事がとれない場合は離婚にも発展しかねません。

だから、子供達の様子が変な場合は両親はすぐに気がつき、いじめている親のもとに乗り込みます。特に、母親はすごいです…日本人とは違って、まさに命がけで守ります。

ちなみに、ほとんどのフィリピン人家族はかかあ天下なのです。

まとめ:真の解決に向けて

日本のいじめ問題は、統計の数字以上に深刻です。構造的な隠蔽体質と、日本人特有のスパイト行動が相まって、被害者が泣き寝入りせざるを得ない状況が続いています。

一方、フィリピンのように問題を表面化させ、早期解決に向かう姿勢こそが、真の意味でいじめを減らす道筋なのかもしれません。

日本の教育環境に疑問を感じる家庭にとって、海外での教育体験は、お子さんの新たな可能性を発見する貴重な機会となるでしょう。

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