海外で働く日本人が直面する「想像以上の現実」とは?
私はフィリピンやインドなど、海外の企業で約10年間働いた経験があります。
正直に言うと、海外で外国人と働くのは想像以上に大変でした。
- ミスが多い上に、それを隠蔽したり他人のせいにする
- 良い情報しか報告せず、問題を共有しない
- 期限を守れないことが日常茶飯事
- 自分の主張だけは異常に強い
文化の違いや仕事への姿勢の差に、何度も頭を抱えました。
しかし、海外で働いて気づいた大きなメリットも多くありました。
それは、「残業がない」「無駄な会議がない(他にも多くの無駄がない)」「同町圧力がない」「家族や家庭が優先」「他人の成功をみんなで喜ぶ」という働き方です。
この経験が、私に一つの決意をさせました。
「日本に帰国しても、奴隷のように働かされる日本企業にだけは戻らない」
そして現在、私は外資系企業で働いています。
海外で働く日本人におすすめの「3つの働き方」
日本人が海外で働く方法は、大きく分けて以下の3パターンがあります。
1. 現地採用で直接海外企業に就職
メリット:すぐに海外生活をスタートできる
デメリット:給料が低い、福利厚生が不十分、キャリアアップが難しい
2. 日本企業の海外駐在員として赴任
メリット:高収入、手厚い福利厚生
デメリット:日本式の働き方が求められる、帰国後のポジション不安
3. 転職エージェント経由で外資系・グローバル企業へ
メリット:日本にいながら海外水準の働き方ができる、キャリア選択肢が広い、海外勤務の場合は日本より多くの給料を得ることができる
デメリット:成果主義、ドライな人間関係
私が選んだのは「3. 転職エージェント経由で外資系企業へ」という道でした。
本音を言えば、アメリカやオーストラリアで日本の5倍の給料で働きたかったのですが、年齢を重ねるにつれて海外生活そのものが億劫になってしまったのです。また、娘(現在小学生)を日本で育てて日本語を覚えて欲しかったのです
しかし、日本にいながら海外の働き方を実現できる外資系企業という選択肢は、私にとって最高の妥協点でした。
英語が話せなくても挑戦できる!海外勤務・外資系の職種一覧
「海外で働く=英語ペラペラ必須」と思っていませんか?
実は、英語力がそこまで必要でない職種も多く存在します。
英語力が比較的低くてもOKな職種
- 日本語カスタマーサポート(日系企業の海外拠点)
- 日本料理店スタッフ(調理師、ホールスタッフ)
- 製造業・工場管理(日系メーカーの現地工場)
- 日本語教師(海外の語学学校)
- 営業職(日系企業向けのBtoB営業)
- 経理・バックオフィス(日本基準の経理処理ができればOK)
英語力が求められる職種
- IT・エンジニア(プログラミングスキルがメイン、英語は補助的)
- マーケティング・広報
- 人事・採用
- コンサルタント
- 金融・会計士
転職エージェントに相談すれば、あなたの英語力と経験に合った求人を紹介してもらえます。
海外勤務を目指すなら転職エージェントを使うべき「6つの理由」
私が海外から帰国する前に、真っ先にやったのが複数の転職エージェントへの登録でした。
ハローワークではなく、転職エージェントを選んだ理由は以下の通りです。
- 各社が独自の非公開求人を保有している
一般には公開されていない優良企業の求人にアクセスできる - 履歴書・職務経歴書を無料でチェックしてもらえる
プロの視点で書類の質を高められる - 企業ごとの面接対策が受けられる
過去の面接データをもとに、想定質問と回答例を教えてもらえる - 書類審査がオンラインで完結する
郵送費や証明写真代がかからず、気軽に応募できる - 自分に合った求人を厳選してもらえる
無駄な時間をかけず、効率的に転職活動ができる - 最新の転職市場情報が手に入る
業界のトレンドや年収相場など、リアルタイムの情報をもらえる
現地で直接仕事を探すと、ほとんどが現地採用で低賃金です。
しかし、日本の転職エージェントを経由すれば、好条件の海外勤務や外資系企業のポジションに出会える確率が格段に上がります。
おすすめ転職エージェント・海外転職に強い転職エージェント3選
私が実際に利用して内定を獲得したエージェント、そして海外勤務に特化したサービスをご紹介します。
1. ヒューレックス – 外資系・グローバル企業専門
- 専任カウンセラーによる徹底的なマッチング支援
- 英語力を活かせる求人が豊富
- 海外経験者に特化したキャリアサポート
外資系企業への転職を本気で考えるなら、まず登録しておきたいエージェントです。専任カウンセラーがあなたの海外経験を最大限に評価し、キャリアアップにつながる求人を紹介してくれます。
2. The Beyond Border – 海外勤務特化型
- 海外勤務経験豊富なカウンセラーが在籍
- 留学経験を強みに変える求人が多数
- 実績豊富な海外キャリア構築サポート
海外で働きたい、海外経験を活かしたいという方に最適なエージェント。留学や海外生活の経験を正しく評価してくれる企業とマッチングできます。
3. べとわーく – 海外(東南アジア)勤務特化型
- ベトナム、タイ、シンガポールなど東南アジア勤務に特化
- 日本で働くより高収入の求人が多数
- 現地情報が豊富で、渡航後のサポートも充実
東南アジアでの海外勤務を考えているなら、「べとわーく」は外せません。現地の生活情報から給与交渉まで、手厚いサポートが魅力です。
これらの転職エージェントに複数登録し、様々な視点からアドバイスを受けることで、自分に最適な外資系企業や海外勤務先に出会える可能性が飛躍的に高まります。
英語ができない方や海外勤務が未経験な方でも、エージェントに相談すれば英語力がさほど必要でない企業を紹介してもらえますので、安心してください。
上記の会社に大手の転職エージェントがありません。私は当初、大手の転職エージェント数社に登録し、面談を繰り返しましたが、ブラック企業や私のキャリアとマッチングしない業界・業種(例えば、タクシーの運転手や不動産会社等)ばかり紹介され、ノルマのきつい大手転職エージェントからの紹介は受けないようにした経緯がありました。
実体験:フィリピン・インド勤務は評価されなかったが、外資系転職には成功した
正直に言うと、私の場合、フィリピンやインドで働いた経歴は転職市場でほとんど評価されませんでした。
多くの日本企業は「東南アジアやインドでの勤務経験」を軽視する傾向があります。
しかし、その経験があったからこそ、「何が何でも外資系企業で働く」という強い意志が生まれました。
そして、転職エージェントのサポートを受けながら粘り強く活動した結果、理想の外資系企業から内定を獲得できたのです。
外資系企業で働く今の生活|残業なし・有休完全消化の日々
現在、私が働いている外資系企業では、以下のような働き方が当たり前です。
- 残業はゼロ(無駄な会議や無駄な報告等がないので、時間が余るほど)
- 有給休暇は100%消化できる(むしろ消化しすぎて足りなくなったほど)
- セクハラ・パワハラは一切なし
- 成果さえ出せば、働き方は自由(朝は子供を送ってから出勤しております)
海外で働いた経験があるからこそ、この環境の素晴らしさが身に染みてわかります。
日本にいながら、海外水準の働き方ができる――これが外資系企業の最大の魅力です。
まとめ:海外で働きたい日本人が今すぐやるべきこと
海外で働く夢を実現するために、今すぐできることは以下の3つです。
- 複数の転職エージェントに登録する
一つだけでなく、最低でも2〜3社に登録し、選択肢を広げる - 自分の経験とスキルを棚卸しする
「何ができるか」「どんな価値を提供できるか」を明確にする - 英語力を理由に諦めない
英語が苦手でも挑戦できる職種は数多く存在する
私自身、海外10年の経験が直接的に評価されなくても、「海外で働いた経験」が与えてくれた覚悟が、外資系転職を成功させる原動力になりました。
あなたも、今日から一歩を踏み出してみませんか?
理想の働き方は、行動した人だけが手に入れられます。
※転職エージェントへの登録・相談はすべて無料です。まずは気軽に情報収集から始めてみましょう。


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