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海外で働くフィリピン人は日本人より高給の理由

外資系企業や転職

フィリピンでは毎年大勢の看護師が生まれる

Philippines Inside News によりますと、フィリピンでは『教育』は成長産業、ビジネスと捉えられているため私学の大学が多いのですが、大学の専攻学科で一番人気は『看護師』養成コースなのです。

その人気に応えて多くの大学では看護学科が作られ、既に看護学科を持つ大学は定員を大幅に増やしているようなのです。

このため毎年たくさんの看護師が生まれ、慢性的看護師不足に悩む日本とは違う状況かと思うのですが、フィリピン国内も深刻な看護師不足に陥っているのです。

多くの看護師が海外を目指す理由

看護師を目指す多くのフィリピン人は、海外で働くために看護師を選んでいるのです。フィリピンで看護師として働くつもりはほとんどのフィリピン人はもっておりません。

以前セブ市の病院で働いていた時も、多くの看護師はアメリカやヨーロッパ等の病院に応募をして朗報を待ってました。(採用されればやめて、欧米の病院に行きます)

海外の中でも、アメリカで働きたい看護師がひじょうに多いのです。アメリカの場合、フィリピンの看護師資格と共にアメリカの看護師資格・NCLEXを取得しなければならないのですが、2018年度のフィリピン人看護師のNCLEX合格者は1万人を超えていました。

ちなみに、現在アメリカの看護師の平均月収は6300ドル弱となっております。これに対してフィリピンの看護師は法律では500ドル弱と定められているが、200ドル弱から300ドル程度というのが実情なので、アメリカで働けば30倍以上の収入・年収が得られるのは、フィリピン人看護師達の大きなモチベーションなのです。

元々アメリカにはフィリピンからの移民者が数百万人にも上り、コミュニティーがあることなど働き易い国となっております。

2017年と2018年の両年度で看護師試験に合格し認証された看護師数は19000人弱になるが、この間NCLEX試験に合格しアメリカの看護師資格を得たのは18000人強となっていて、他の国(中東や欧州等)へ行く看護師数もおりますので、フィリピン国内に残る看護師の確保は期待できないでしょう。

上記理由で看護師不足に陥り、2000年には国内に約1700ヶ所あった24時間緊急対応可能な私立病院が現在は半数以下になる始末なのでした。

さらに、アメリカの看護師の高給に引かれて医師が看護師免許を取ってアメリカへ行くなど珍しくなく、その他放射線技師などあらゆる医療専門職の海外流出が続き、フィリピン国内の医療体制が揺らいでいるのです。(フィリピンで医師をするより、アメリカで看護師をする方が遥かに収入が良い為)

アメリカで働くフィリピン人は日本人の平均より遥かに上

上記のように、多くのフィリピン人がアメリカで働き、月収で約90万円から100万円を得ております。だから、日本で働くフィリピン人は負け犬と差別されることもあります。

選択肢は日本だけでなく、海外も

今後、日本人もおそらくより多くの給料を稼ぐ為に、海外で働く人が増えるでしょう。アジアでも、シンガポールのように日本より遥かに高い給料を得られる国が近くにあるからです。

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私は、アメリカに留学のおかげでTOEICスコアが500点→910点まで伸びました。そして、海外で約10年働き、現在は外資系企業で働き、国際結婚をしました。

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