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体臭がきつい国ランキング|ワキガが多い国・少ない国を海外在住10年で解説

海外生活の悩み・身だしなみ

「体臭がきつい国」と「ワキガが多い国」は、実は同じではありません。知っていますか?

私はフィリピンとアメリカで10年以上生活してきましたが、日本にいるだけでは気づきにくい体臭に対する考え方の違いを何度も感じてきました。

同じ「汗のニオイ」でも、国によって気にされ方は違います。また、遺伝的にワキガになりやすい人が多い国だからといって、必ずしも「国民全体の体臭がきつい」とは限りません。

実は、ワキガは主に脇の臭いに関係する遺伝的要因が大きいのに対して、一般的な体臭には汗や皮脂、皮膚の細菌、食生活、気候、生活習慣など、さまざまな要素が関係しています。

そこでこの記事では、まず体臭がきつい国ランキングTOP5を紹介。その後にワキガが多い国・地域TOP5、そして「なぜ2つのランキングが違うのか」を解説します。

さらに、ABCC11遺伝子との関係からワキガが少ない国TOP3についても紹介します。

なお、体臭について世界共通の公的な国別ランキングが存在するわけではありません。前半のランキングは、海外で見られる評判や、食文化・気候・体臭対策などを総合した独自の目安です。国籍だけで個人の体臭を判断できるものではないことをご理解ください。

体臭がきつい国ランキングTOP5

まずは「体臭がきつい国」として話題にされることが多い国・地域を、私なりに5つに絞って紹介します。

順位 国・地域 主な理由・特徴
1位 インド地域 食文化、暑さ、発汗、体臭対策の習慣など
2位 中東諸国 高温、食文化、香水・香料文化など
3位 アフリカ地域 遺伝的要因、気候、食文化など
4位 アメリカ 多民族・多様な食文化、デオドラント文化など
5位 フランス 食文化、香水文化、体臭に対する考え方など

ここで注意したいのは、これは「その国の人は体臭がきつい」という意味ではないことです。

体臭は個人差が非常に大きく、同じ国の中でも生活習慣や食生活、年齢、仕事、運動量などによって大きく変わります。

また、海外サイトでもインド、アフリカ、フランスなどを上位に挙げる体臭ランキングがありますが、そのようなランキングも実際に各国の体臭を測定した科学的な世界ランキングではありません。

第1位:インド地域

体臭について海外で話題になることが多いのがインドです。

インドではカレーなど香辛料を多く使う料理が有名で、玉ねぎやにんにくなどを使う食文化もあります。さらに地域によっては暑く、汗をかきやすい環境です。

ただし、「香辛料を食べるから体臭が強くなる」と単純に決めつけることはできません。食生活は体臭に影響する可能性がある要素の一つと考えた方が適切です。

第2位:中東諸国

中東には非常に暑い地域が多く、発汗しやすい環境があります。

また、肉料理や香辛料などを使った食文化に加えて、香水や香料を使う文化が発達しています。

日本人からすると「香りが強い」と感じることがありますが、現地では香りを身だしなみの一部として楽しむ文化もあります。

第3位:アフリカ地域

アフリカは非常に広い地域で、民族、気候、食文化もさまざまです。そのため、「アフリカ人は体臭が強い」と一括りにすることはできません。

一方で、ワキガに関連するABCC11遺伝子のタイプについては、アフリカ系集団で湿った耳垢に関連するタイプが多いことが研究されています。

ただし、これはワキガになりやすい遺伝的傾向の話であり、「アフリカ人の体臭が強い」という意味ではありません。

第4位:アメリカ

アメリカは非常に多民族な国です。ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系など、さまざまなルーツを持つ人が暮らしています。

そのため、遺伝的な体質も食文化も非常に多様です。

私自身、アメリカで生活していたとき、日本に比べて体臭を強く感じる場面がありました。特に夏場のジムや公共交通機関などでは、汗、香水、柔軟剤など、さまざまなニオイが混ざっていることもあります。

一方で、アメリカではデオドラントや制汗剤を日常的に使う人も多く、体臭があるから何もしないという文化ではありません。

第5位:フランス

フランスも、海外の体臭ランキングで名前が挙がることがあります。

フランスといえば香水文化が有名ですが、これは単純に「体臭を隠すため」というより、香りを身だしなみやファッションの一部として楽しむ文化があります。

日本人からすると、香水そのものが強く感じられることもあります。そのため、「体臭」だけではなく、香水や化粧品などを含めたその国独特の香りとして感じているケースもあります。

ワキガが多い国・地域ランキングTOP5

ここからは、先ほどの「体臭がきつい国」とは別に、ワキガになりやすい遺伝的傾向という視点から見ていきます。

ワキガと特に関係が深いのがABCC11遺伝子です。

ABCC11遺伝子の特定の型は、耳垢が湿っているタイプと強く関連し、同時に脇のアポクリン汗腺から出る臭いの原因物質とも関係しています。

研究では、日本人のワキガ患者と一般集団を比較したところ、湿った耳垢に関連するABCC11遺伝子型と腋臭症との強い関連が確認されています。

ただし、国別のワキガ発症率を世界中で同じ方法で調査した統計があるわけではありません。そこでここでは、ABCC11遺伝子や湿った耳垢の割合などから見た遺伝的傾向として紹介します。

順位 国・地域 遺伝的な傾向
1位 アフリカ地域 湿った耳垢に関連するタイプが非常に多い集団がある
2位 欧州諸国 湿った耳垢に関連するタイプが多い
3位 中東地域 欧州・アフリカ系集団に近い遺伝的傾向を持つ集団が多い
4位 南アジア地域 東アジアより湿った耳垢に関連するタイプが多い
5位 東南アジアの一部 東アジアより湿った耳垢の割合が高い集団がある

ここで重要なのは、「ワキガが多い国ランキング」と「体臭がきつい国ランキング」は別物だということです。

例えば、ABCC11遺伝子の傾向から見るとワキガになりにくい人が多い地域でも、食生活や発汗、皮脂、生活環境などによって体臭を感じることはあります。

なぜ「体臭がきつい国」と「ワキガが多い国」は違うのか?

ここまで読んで、「あれ?体臭ランキングとワキガランキングが全然違う」と思った方もいるでしょう。

その理由は、ワキガは体臭の一部分だからです。

項目 主な要因
ワキガ アポクリン汗腺、ABCC11遺伝子、皮膚の細菌など
一般的な体臭 汗、皮脂、皮膚の細菌、加齢、食生活、生活環境など
衣類のニオイ 汗や皮脂、衣類に残った成分、細菌など
香りの印象 香水、柔軟剤、ボディケア製品など

脇の臭いは、アポクリン汗腺などから出る成分を皮膚の細菌が分解することで生じます。そこに遺伝的な違いも関係しています。

一方、一般的な体臭はそれだけではありません。汗や皮脂、皮膚の細菌、食生活、気候、衛生習慣など、複数の要因が組み合わさって生まれます。

つまり、

「ワキガになりにくい遺伝子を持っている=体臭が必ず少ない」

ということではありません。

これが、体臭ランキングとワキガランキングが一致しない大きな理由です。

ワキガが少ない国TOP3|韓国・中国・日本

では逆に、ワキガになりにくい遺伝的傾向が強い国はどこなのでしょうか。

ABCC11遺伝子と耳垢のタイプを基準にすると、東アジアの韓国、中国、日本は特徴的な地域です。

順位 国 湿った耳垢の割合の研究例
1位 韓国 約5%
2位 中国(漢民族) 約10%
3位 日本 約15%

研究では、湿った耳垢の割合は日本で約15%、韓国で約5%、漢民族で約10%と報告された例があります。

これは「ワキガ患者の割合」そのものではありませんが、ABCC11遺伝子によるワキガになりやすい遺伝的傾向を考える一つの手がかりになります。

1位:韓国

韓国では乾いた耳垢の人が非常に多く、ワキガに関連する遺伝的タイプが少ない地域です。

そのため、ワキガの臭いが一般的な環境よりも目立ちやすく、体臭に敏感になる背景の一つになっています。

韓国人にワキガが少ない理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

韓国人にワキガが少ない理由とは?体臭の真実と対策方法

2位:中国

中国の漢民族も、乾いた耳垢に関連するABCC11の型を持つ人が多い集団です。

ただし、中国は非常に広い国で、民族や地域による違いがあります。そのため、「中国人は全員体臭が少ない」と考えるのではなく、あくまで遺伝的な傾向として見る必要があります。

3位:日本

日本人も世界的に見ると、ワキガになりにくい遺伝的傾向を持つ人が多い集団です。

ところが、私はフィリピンで約10年暮らした後に日本へ戻ったとき、少し意外なことを感じました。

遺伝的には日本人のほうがワキの臭いが出にくい傾向があるはずなのに、満員電車などで日本人の体臭のほうが強く感じることがあったのです。

もちろん、これは私自身がフィリピンと日本の両方で生活して感じた個人的な体験です。日本人全体の体臭が強いという意味ではありません。

では、なぜ遺伝的な傾向とは逆のように感じたのでしょうか?

私がその理由の一つではないかと考えているのが、日常的な体臭ケアの違いです。

フィリピン人と日本人では、ワキガに関係する遺伝的な傾向だけでなく、シャワーやデオドラントなど、普段の体臭ケアにも違いがあります。

実際にフィリピンと日本の両方で生活した私が感じた体臭の違いや、ワキガに関係する遺伝子については、こちらの記事で詳しく解説しています。

フィリピン人の体臭は強い?日本人との違いとワキガ率を解説

海外ではワキガはどう思われる?国によって体臭への考え方は違う

「海外は日本より体臭に寛容だから、ワキガでも気にしなくていい」と思われがちですが、実際はそれほど単純ではありません。

私自身、フィリピンとアメリカで10年以上生活してきましたが、国によって体臭に対する価値観はかなり違う一方で、清潔感が大切という点は共通していると感じています。

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欧米ではワキガになりやすい遺伝的傾向を持つ人が日本より多い一方、デオドラントや制汗剤を日常的に使う人も多くいます。

中東では香水文化が発達しており、体臭をそのままにするのではなく、香りを身だしなみの一部として楽しむ文化もあります。

一方、韓国・中国・日本などでは、もともとワキガになりにくい人が多いため、わずかな脇の臭いでも目立ちやすくなります。

国によって体臭への許容度は違っても、「体臭対策をすることが清潔感につながる」という点は共通しています。

海外ではワキガがどのように思われるのか、フィリピンや欧米での体臭への考え方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

ワキガは海外でモテる?モテる国・モテない国を10年在住者がリアル解説

海外旅行・海外生活で嫌われないための体臭対策|日本人男性がやるべきこと

海外では体臭に対する考え方が日本と違うことがありますが、だからといって体臭対策をしなくていいわけではありません。

私がフィリピン・セブ島で10年間生活してきた中で感じたのは、日本人よりもフィリピン人の方が日常的に体臭対策をしていると感じる場面があったことです。

遺伝的には、日本人の方がフィリピン人よりワキガになりにくい傾向があります。それでも、実際に生活していると「日本人の方が体臭を強く感じる」と思う場面がありました。

これは、ワキガになりやすい遺伝子だけでは説明できません。

フィリピンでは、デオドラントや香りのあるボディケア用品などを使っている人も多く、暑い環境の中で「汗をかくからこそ、ニオイをケアする」という習慣が身についている人もいます。

もちろん個人差はありますが、私自身の海外生活では、この違いを実感しました。

海外旅行や海外生活で体臭が気になる方は、次のような基本的な対策をしておくと安心です。

  • 汗をかいたらシャツやインナーを着替える
  • 外出前にワキを清潔にする
  • デオドラントを習慣にする
  • 脇毛を適度に整えて蒸れを防ぐ
  • 衣類や枕カバーをこまめに洗濯する
  • 汗をかきやすい季節は、石鹸などで脇を丁寧に洗う

特にワキの臭いが気になる方は、普段使う石鹸やデオドラントを見直すのも一つの方法です。

ワキガ対策クリーム

気になるワキの臭いをケアしたい方は、薬用のデオドラントクリームを使う方法もあります。

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薬用石鹸で毎日のケア

クリームだけでなく、毎日の入浴時に使う石鹸から見直すのも一つの方法です。

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体臭対策は、特別なことを一度だけするよりも、毎日の習慣として続けることが大切です。

まとめ|体臭がきつい国ランキングを見ても最後に差がつくのは清潔感

今回は、体臭がきつい国ランキングとワキガが多い国ランキングを分けて紹介しました。

体臭は、遺伝だけで決まるものではありません。汗や皮脂、皮膚の細菌、食生活、気候、生活環境、そして日頃の体臭対策など、さまざまな要素が関係しています。

一方、ワキガについてはABCC11遺伝子との関連が非常に強く、韓国・中国・日本など東アジアでは、ワキガになりにくい遺伝的傾向を持つ人が多いことが知られています。

だからこそ、「ワキガが少ない国=体臭も少ない国」とは限りません。

私自身、フィリピン・セブ島で長く生活して、日本人の方が体臭を強く感じる場面があることを実感しました。遺伝的な体質だけではなく、日頃の体臭対策によって、周囲が感じるニオイは変わるからです。

国によって体臭への考え方は違っても、相手に不快感を与えないように身だしなみを整えることは、海外でも日本でも大切です。

体臭を遺伝だけで考えるのではなく、食生活や生活習慣、そして毎日のケアまで含めて考えていきたい今日この頃です。

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