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日本企業はなぜ非効率?朝礼・ハンコ・残業文化を海外勤務10年の私が比較して感じたこと

海外や外資系で働く

「なぜ日本企業はこんなに非効率なのか?」

日本で働いていると、一度はこう感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

  • 毎朝の朝礼
  • ハンコをもらうための社内行脚
  • 終わらない会議
  • 仕事が終わっても帰りにくい雰囲気
  • 長時間労働やサービス残業

私自身、2010年から約10年間、フィリピン、アメリカ、インドなど海外で働いてきました。

その後、日本に戻って働いたとき、海外で当たり前だと思っていた働き方が日本では通用しないことに驚きました。

もちろん、日本企業にも優れたところがあります。また、海外企業といっても会社や国、職種によって働き方は大きく異なります。

それでも、実際に日本と海外の両方で働いた私から見ると、仕事の進め方や「残業」に対する考え方には、大きな違いがありました。

この記事では、海外勤務10年の経験をもとに、朝礼やハンコ文化、会議、残業、そして外資系企業で働いて感じた家族との時間の違いについて紹介します。

日本企業の働き方に疑問を感じた理由

海外で働いた経験を持って日本に戻ると、「なぜこの作業が必要なのだろう?」と感じる場面がありました。

例えば、海外であればメールやオンライン上で簡単に済ませていた確認が、日本では紙の書類や押印、複数の上司の承認を必要とすることがあります。

もちろん、重要な案件で複数人が確認すること自体には意味があります。

私が疑問に感じたのは、「本来の目的を達成するために、本当にこの手順が必要なのか?」という部分でした。

日本企業の非効率さは、社員一人ひとりの能力というよりも、長年続いてきた仕事の仕組みや慣習によって生まれている部分があると私は感じています。

朝礼という日本企業独特の文化

私が日本で働いて驚いたものの一つが、毎朝行われる朝礼でした。

私が海外で働いていた職場では、出社すると「Good morning」と挨拶をして、そのまま仕事を始めるというスタイルが珍しくありませんでした。

一方、日本では会社によっては、全員が集まって連絡事項を聞いたり、社訓を唱和したり、上司の話を聞いたりします。

もちろん、短時間で必要な情報を共有する朝礼なら意味があります。

問題なのは、「昔からやっているから」という理由だけで、目的が曖昧な朝礼が続いてしまうケースだと思います。

例えば50人の会社で、全員が毎朝30分間朝礼に参加すれば、会社全体では1日25時間分の時間を使うことになります。

「たった30分」と考えるか、「社員50人の30分」と考えるかで、見え方は大きく変わります。

海外で働いていた私にとっては、このような時間の使い方がとても新鮮に感じられました。

ハンコ文化はなぜ残っているのか

もう一つ、日本に戻って感じたのがハンコを使った承認の多さです。

海外の職場では、メールやシステム上で承認を完了させることが多く、物理的な書類を持って上司のところへ行く場面は、日本で働いていたときより少ないと感じました。

日本企業では、会社によっては

  • 担当者が書類を作成する
  • 上司が確認する
  • 部長が確認する
  • さらに上の役職者が承認する

という流れになります。

重要な意思決定に複数の人が関わること自体は悪いことではありません。

しかし、単純な案件まで同じような承認手続きを必要とすると、仕事のスピードはどうしても遅くなります。

私が海外で働いて感じたのは、「誰が責任を持って判断するのか」を明確にすることの重要性です。

会議が長い会社と短い会社の違い

日本企業で働いていて、会議の長さに驚いた経験がある人もいると思います。

私自身も、海外で働いていたときと日本で働いたときでは、会議に対する感覚が違いました。

海外の職場でも会議はあります。しかし、私が経験した職場では、

  • 何のための会議なのか
  • 誰が参加する必要があるのか
  • 何を決めるのか

を意識して進めることが多かった印象があります。

一方、日本では情報共有だけのために多くの人が集まったり、結論が出ないまま会議が終わったりすることもありました。

会議そのものが悪いのではありません。

「その会議に参加する全員の時間を使う価値があるのか」という視点が重要なのだと思います。

日本企業と海外企業で違いを感じた「残業」

私が最も大きな違いを感じたのが残業です。

「外資系企業は残業が少ない」と言われることがありますが、私は「外資系だから必ず残業が少ない」というより、私が経験した海外・外資系の職場には、仕事が終われば帰るという考え方が強かったと感じています。

私自身の経験では、日本企業で働いていた時期には月50~60時間程度の残業が発生することがありました。

一方、外資系企業では月5時間以下という時期もありました。

帰宅時間にも違いがあり、日本企業時代には22時を過ぎたり終電近くになったりすることがありましたが、外資系企業では18~19時ごろに帰宅することが多くなりました。

もちろん、これは私自身が経験した会社・時期の話です。

外資系企業でも忙しい部署や職種では長時間労働になることがありますし、日本企業でも残業の少ない会社はあります。

そのため、「外資系=残業が少ない」と単純に考えるのではなく、会社や仕事内容、上司、雇用条件などを見る必要があります。

私が外資系企業で感じた「帰りやすさ」

外資系企業で働いて特に印象に残ったのが、「仕事が終わったら帰る」ことに罪悪感がないという点です。

自分の仕事が終われば、周囲がまだ仕事をしていても帰ることができます。

「自分だけ先に帰っていいのだろうか」と周囲の様子をうかがう必要が、私が以前働いていた日本企業よりも少なく感じました。

これは残業時間そのもの以上に大きな違いでした。

仕事が終わっているのに、周囲が残っているから自分も残る。

このような時間が少なくなるだけでも、1日の生活はかなり変わります。

外資系企業では残業代が出ないのか?

「外資系企業は残業代が出ない」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、外資系だから残業代がないと一括りにすることはできません。

給与制度や雇用契約、役職、労働時間制度などによって扱いは異なります。

年俸制やフレックスタイム制などが採用されている会社もありますが、「年俸制だから残業代がない」と単純に考えることもできません。

転職を考える場合は、求人票だけでなく、実際の雇用条件や残業代の扱いを確認することが重要です。

私自身が外資系企業で働いて感じたメリットは、「残業代をたくさんもらえること」ではなく、そもそも長時間残業を前提とした働き方ではなかったことです。

なぜ私が外資系企業で残業が減ったのか

仕事が終われば帰るという考え方

私が経験した外資系企業では、長時間会社にいることよりも、自分の担当する仕事を終わらせることが重視されていました。

そのため、定時に帰ることが特別なことではありませんでした。

無駄な会議が少なかった

会議に参加する人数や時間が比較的絞られていたため、会議によって仕事が遅れるという感覚も少なかったです。

仕事の役割が明確だった

自分が何を担当するのかが比較的明確で、他人の仕事まで曖昧に引き受ける場面が少ないと感じました。

もちろん、外資系企業でも会社によって違いますが、私自身にとっては大きな違いでした。

外資系企業に転職して家族との時間が増えた

外資系企業に転職して、私の生活で一番変わったのは家族と過ごす時間でした。

残業が減ると、単純に会社から帰る時間が早くなります。

その結果、

  • 家族と夕食を食べる
  • 子どもの行事に参加する
  • 平日に家族と過ごす
  • 仕事が終わってから自分の時間を持つ

といったことができるようになりました。

特に子どもがいる家庭では、仕事から帰る時間は非常に重要です。

以前のように22時、23時に帰宅していたら、子どもが寝ていることもあります。

仕事のために家族との時間を削る生活から、仕事と家庭の両方を大切にできる生活へ変わったことは、私にとって大きな変化でした。

海外で働いて感じた「仕事とプライベート」の違い

海外で約10年間働いた経験から私が感じたのは、仕事とプライベートを明確に分ける考え方です。

もちろん海外にも忙しい会社はありますし、長時間働く人もいます。

しかし私が経験した職場では、仕事が終われば家族や自分の時間に戻るという感覚が比較的強くありました。

日本では「仕事を頑張ること」と「長い時間会社にいること」が結びついてしまう場合があります。

しかし、本来は長時間働くことと、仕事で成果を出すことは別の話です。

私は海外で働いたことで、「どれだけ会社にいたか」ではなく「限られた時間で何をしたか」という考え方を強く意識するようになりました。

日本企業の働き方が変わりにくい理由

では、なぜ日本企業では昔からの働き方が残り続けるのでしょうか。

私は、その理由の一つに「前からそうしているから」という慣習があると思っています。

朝礼、紙の書類、ハンコ、長い会議、仕事が終わっても帰りにくい雰囲気。

これらも、一つひとつを見ると会社を運営するために必要だった時代があったのかもしれません。

しかし、仕事の環境が変わっているにもかかわらず、昔と同じ方法を続けていると、徐々に非効率になってしまいます。

また、組織の中で立場が下の人ほど「これは必要ないのでは?」と言いにくいこともあります。

その結果、誰も明確に「やめよう」と言わないまま、昔からの仕組みが残ってしまうのではないでしょうか。

日本企業と私が経験した海外・外資系企業の違い

項目 日本企業で感じたこと 海外・外資系で私が経験したこと
残業 長時間になる時期があった 定時で帰ることが多かった
帰宅時間 22時以降になることもあった 18~19時ごろに帰ることが多かった
朝礼 毎日の朝礼を経験 同じような朝礼は経験しなかった
会議 長い会議を経験 短時間で進む会議が多かった
仕事と家庭 仕事中心になりやすかった 家族との時間を取りやすかった
休暇 周囲への配慮を意識することがあった 休暇を取りやすい環境を経験した

これは「日本企業はすべてこう」「外資系企業はすべてこう」という意味ではありません。

あくまで、私が実際に働いてきた職場を比較した表です。

同じ外資系企業でも会社や部署によって働き方は違いますし、日本企業でも非常に働きやすい会社はあります。

日本企業の働き方に疑問を感じたら、転職も選択肢

私自身、日本企業で働いた後に外資系企業へ転職しました。

転職したことで、残業時間だけでなく、仕事に対する考え方や家族との時間も変わりました。

もちろん、転職すれば必ず働きやすくなるわけではありません。

大切なのは「外資系だから」という理由だけで会社を選ぶのではなく、

  • 実際の残業時間
  • 残業代の扱い
  • 有給休暇の取りやすさ
  • 仕事内容
  • 上司やチームの働き方
  • リモートワークやフレックスタイムの有無

などを確認することです。

私が利用した転職エージェント

私自身、転職するときには転職エージェントを利用しました。

転職エージェントを利用すると、求人を探すだけでなく、応募書類や面接について相談できる場合があります。

コトラ

ハイクラス転職や金融・コンサルティングなどの求人を探している人向けの転職サービスです。

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べとわーく

東南アジアで働くことを考えている人向けの転職サービスです。

私自身、フィリピンなど海外で働いてきた経験があるので、海外勤務を考えている人は、日本国内だけでなく海外求人も比較してみるとよいでしょう。

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まとめ|働き方は会社によって大きく変わる

日本企業で経験した朝礼、ハンコ、長い会議、残業。

海外や外資系企業で経験した、仕事が終われば帰るという考え方。

どちらが絶対に正しいということではありません。

重要なのは、「その仕事のやり方は本当に必要なのか?」と考えることだと思います。

私自身、海外で約10年間働き、日本に戻って働き、さらに外資系企業でも働いたことで、会社によって働き方が大きく変わることを実感しました。

もし今の会社で、長時間労働や無駄な会議、古い仕事のやり方に疑問を感じているなら、まずは自分の会社以外にもさまざまな働き方があることを知っておくといいでしょう。

働く場所や会社が変わるだけで、仕事だけでなく家族との時間まで変わることがあると、海外で働いて実感している今日この頃です。

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