海外では父の日のプレゼント選びは年々盛んになっています。
アメリカやフィリピンなど10年間の海外生活を経験した筆者が、各国の父の日事情と実際に喜ばれるプレゼントについて詳しくご紹介します。
特に日本ではあまり知られていない、海外での「失敗しないギフト選び」のコツをお教えします。
海外では父の日はいつ?
父の日は国によって日付や祝い方が異なります。グローバルな家族関係を築くためにも、各国の父の日事情を知っておくことは大切です。
アメリカ・カナダの父の日
アメリカとカナダでは、毎年6月の第3日曜日が父の日です。2025年は**6月15日(日)**がその日にあたります。父の日自体はアメリカが発祥とされ、1910年にワシントン州で始まったとされています。
アメリカ人の父親たちは、物質的なギフトよりも家族と一緒に過ごす時間を最も大切にします。伝統的には赤いバラを贈る習慣があり、カードと共に感謝の気持ちを伝えます。お父さんがご健在の場合は赤いバラを、亡くなっている場合は白いバラを贈るという風習もあります。
カナダでは花やネクタイといったギフトに加え、家族でアウトドアを楽しむという習慣が根付いています。仕事で忙しいお父さんとの貴重な時間を自然の中で過ごすことが一般的です。
フィリピンの父の日
フィリピンでもアメリカの影響を受け、6月の第3日曜日が父の日となっています。カトリック信仰が強い国のため、教会に家族で出かけることも一般的です。
フィリピン独自の習慣として、家族が集まって特別な食事会を開くことが多く、お父さんの好きな料理を振る舞います。プレゼントも食べ物や飲み物など、実用的なものが好まれる傾向にあります。
台湾の父の日
台湾では8月8日が父の日です。これは中国語で「八八(ハーハー)」と「爸爸(ババ=お父さん)」の発音が似ていることに由来します。
台湾では父の日にカーネーションを贈る習慣があります。これは母の日と同じ花を使うことで、父親の家族への愛情と献身を称えるという意味があります。
韓国の父の日
韓国では、5月8日が「両親の日(어버이날)」となっており、父の日と母の日を一緒に祝います。この日は赤いカーネーションを贈り、家族で食事をしたり、プレゼントを渡したりします。
韓国では孝行の精神が強く、親を敬う気持ちを表す日として重要視されています。年配の父親には健康グッズや伝統的な韓方(漢方)製品などが人気です。
イギリスの父の日
イギリスでも6月の第3日曜日が父の日です。イギリスでは主に花やメッセージカードを贈ります。贈る花の種類は特に決まっていないのが特徴ですが、花言葉にこだわる人も多いようです。
また、イギリスではアフタヌーンティーなど、家族でゆっくりと過ごす時間を大切にする傾向があります。
あまり喜ばれないプレゼント
海外の父親にも日本と同様に、あげても喜ばれないプレゼントがあります。特に60代以降の男性に対しては、以下のようなギフトは避けたほうが無難です。
スマートフォン・タブレット
最新のスマートフォンやタブレットは一見良いギフトに思えますが、高齢の父親には必ずしも喜ばれるものではありません。その理由は以下の通りです:
1.操作の複雑さ – 新しいテクノロジーの操作方法を覚えるのが難しく、ストレスの原因になることがあります。
2.目の疲労 – 小さな画面を長時間見続けることで、視力の低下につながる可能性があります。
3.不必要な機能の多さ – 高齢者が必要とする機能はシンプルなものが多く、最新機種の高度な機能はほとんど使われないことが多いです。
また、すでに慣れ親しんだ端末を持っている場合、それを変更することで生じる不便さもあります。
デザイン重視の実用性の低い製品
見た目は良くても実用的でないアイテムは、特に海外のお父さんには評価されない傾向があります。アメリカやヨーロッパでは「機能性」と「品質」を重視する傾向が強く、見た目だけの派手なギフトよりも、長く使える質の良いものが好まれます。
すぐ消費してしまうもの
花やケーキなどすぐに消費してしまうものは、特に記念に残りにくいため、父の日の主要なギフトとしては避けたほうが良いでしょう。これはもちろん副次的なギフトとしては問題ありませんが、メインのプレゼントとしては物足りなさを感じさせる可能性があります。
海外で人気のプレゼント
白髪染めシャンプー
男性の白髪は年齢を感じさせる大きな要因の一つです。特にアメリカやヨーロッパでは、ビジネスシーンでの見た目を重視する文化があり、白髪ケア製品は非常に人気があります。
特に人気のある白髪染めシャンプーは、
・普通のシャンプーのように使えるシンプルなもの
・自然な仕上がりで違和感のない色味
特にアメリカでは、手軽に使える美容アイテムとして、50代以上の男性からの支持が高まっています。
KIWABI ROOT VANISH 白髪染めカラーシャンプー
脂肪を減らす健康食品
海外、特にアメリカやカナダでは、健康志向が非常に高まっています。特に中高年の男性は健康への関心が高く、健康食品は実用的で喜ばれるプレゼントとなっています。
日本では「脂肪を減らすのを助けるOigurtヨーグルト味の機能性食品」が人気なようですが、海外の高齢者の方のニーズに当てはまっております。この製品が人気の理由は:
・おいしく続けやすいヨーグルト味
・毎日の健康習慣に取り入れやすい手軽さ
・科学的な根拠に基づいた効果
・お腹周りの脂肪が気になる中年男性に特に好評
脂肪を減らすのを助けるOigurt
特にアメリカでは「健康」が一種のステータスとなっており、父の日のギフトとして健康食品を贈ることは「あなたに長生きしてほしい」という気持ちの表れとして受け取られますので、こうした機能性食品が喜ばれます。
加齢臭対策のボディーソープ
年齢とともに気になる加齢臭。特に海外では、スキンケアや体臭ケアに対する意識が高く、加齢臭対策製品は非常に実用的なギフトとして評価されています。
「ボディーソープ「DEORA」」は、加齢臭に特化した製品として海外でも注目されています:
・特殊な成分が皮脂の酸化を防ぎ、加齢臭の原因に直接アプローチ
・爽やかな香りでリフレッシュ感がある
・肌に優しい処方で毎日使用できる
・日本の技術力を活かした高品質な製品
特にヨーロッパでは、パーソナルケア製品は高級ギフトとして認識されており、こうした質の高い製品は感謝の気持ちを伝えるのに最適です。加齢臭を撃退! ボディーソープ「DEORA」のしくみ
首や肩こり対策まくら
デスクワークが増えた現代社会では、首や肩のコリに悩む父親が世界中で増えています。快適な睡眠をサポートするアイテムは、健康志向の高まりとともに人気のギフトとなっています。
「山本昌さん愛用!自然な寝返りをサポートする高反発まくらモットン」は、その機能性と高品質さから、海外在住の日本人だけでなく、現地の方々にも好評です:
・体圧を分散する高反発素材で首や肩への負担を軽減
・自然な寝返りをサポートする設計
・耐久性が高く長期間使用可能
・元プロ野球選手の山本昌さん愛用という信頼性
首・肩対策まくら【モットン】公式サイトはコチラ
アメリカやヨーロッパでは、睡眠の質を高める製品への関心が非常に高く、こうした高機能な枕は父親への思いやりが感じられるギフトとして喜ばれます。
世界の父の日における贈り物の文化的違い
アメリカ:パーソナライズドギフト
アメリカでは、上記の商品の他に、名前入りの革製品(財布、カードケースなど)や、家族の写真を使用したカスタムメイドのアイテムが好評です。
このようなパーソナライズされたギフトは、大量生産品とは違う特別感があり、贈り手の思いやりが感じられるため、世界中で支持を集めています。
好きな名前を刻印可能・世界でたった1つのオリジナル
フィリピン:臭いに敏感なので体臭が良くなるグッズ
フィリピンでは、家族の結びつきを強化するようなギフト券(例えば家族で一緒に楽しめるレストランでの食事券等)や宗教的なアイテムが好まれます。
また、近年人気が出てきたのは体臭や加齢臭の対策グッズです。実は多くのフィリピン人は1日に2回シャワーを浴びるなど、日本人の想像を絶するほど綺麗好きで、臭いに敏感なのです。
加齢臭を撃退! ボディーソープ「DEORA」のしくみ
台湾:実用的で高品質なプレゼント
健康グッズや健康食品も人気があり、父親の健康を願う気持ちを込めたギフトとして評価されています。
台湾では「面子(メンツ)」の文化があり、贈り物の見栄えや質も重要視されます。安っぽいものよりも、少し高価でも質の良いものを選ぶことがマナーとされています。
韓国:孝行を表す高級ギフト
韓国では、孝行の精神に基づいたギフトが選ばれる傾向にあります。特に、高級な健康食品(高麗人参製品など)や、品質の良い服飾アイテムが人気です。
また、「両親の日」として祝われることもあり、母親と一緒に楽しめるギフト(旅行券やスパの利用券など)も好評です。韓国では親への尊敬を示すため、形としての贈り物だけでなく、感謝の気持ちを表す手紙やカードも重要視されています。
まとめ:国を越えて父親に感謝を伝える方法
父の日は世界各国で祝われる重要な行事であり、文化や習慣の違いを超えて「父親への感謝」を表す日です。日本と海外では祝い方やプレゼントの選び方に違いがありますが、心からの感謝の気持ちを伝えることが最も重要です。
海外在住経験から得た知見をもとに、筆者がお勧めする父の日の過ごし方は以下の通りです:
・事前にその国の父の日の日付と習慣を確認する
・父親の好みや必要としているものを考慮したギフト選びをする
・ギフトだけでなく、時間を共有することを大切にする
・感謝のメッセージを言葉や手紙で伝える
父の日は、日頃言葉にしづらい「ありがとう」を伝える絶好の機会です。特に海外では、感情表現が日本よりオープンな文化が多く、この日を利用して普段は照れくさくて言えない気持ちを素直に表現するのも良いでしょう。
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