皆さん、こんにちは。私は2010年にセブ島でジャパニーズヘルプデスクを立ち上げ、現地の医療機関で長年働いてきました。
ジャパニーズヘルプデスクとは、フィリピンやインドを中心とした海外の病院で、日本人が安心して診療を受けられるようサポートする会社です。
フィリピンの医療現場で働いていた経験から断言できるのは、フィリピンのドクターは日本とは違って、レベルのばらつきが非常に大きいということです。
以前、ある有名な日本人ドクターが「私の教授在任中の誤診率は14.2%である」と発表したことがあり、社会全般にも一般の医師の方々にも大きな波紋となったことがありました。
一般人は誤診率の高さに驚いたのですが、一般の医師は誤診率の低さに感嘆したようです。これは、実際の医療現場では誤診がそれだけ多いということを物語っています。
フィリピンで病院に勤めていた私は、誤診をしょっちゅう見ました。検査結果の読み間違いもあったし、考えられないイージーなミスも多かったのですが、医者というのはプライドの塊なので、なかなかミスを認めません。
実際に目撃した医療ミスの実例
セブで見た恐ろしい事例をご紹介します(2011年1月の出来事)。
ある語学学校に通われている方が甲殻類アレルギーのせいで呼吸困難になったのです。しかし、その語学学校の医者(スクールドクター)が適切な処置をしなかった為に、診察をした翌朝に悪化し(学校の門の近くで倒れていた)、ガードマンに連れられて病院の緊急救命室に来ました。
幸いその語学学校は私が勤務していたセブドクターズ・ホスピタルより近かった為(徒歩圏内)、病院到着後に適切なドクターを呼んで見てもらい、入院後にアレルギーの専門医に診察して頂いた(セブでは数少ない)ので無事回復されました。
適切な処置が遅れていたら、命に関わる事態になっていた可能性があります。
セブ島主要病院の実態比較
私は2010年からフィリピン・セブ島の病院(マニラにも出張し、マニラの病院でも働きました)で働き多くの医者と関わりました。以下が主要病院の実態です:
- チョンワ病院:中華系の病院、設備は良いが言語の壁あり
- セブドクターズ・ホスピタル:最も信頼できる病院(後述)
- パーペチュアル:平均的なレベル
- マクタンドクターズ:マクタン島在住者には便利
- Cebu City Medical Center:公立のため費用は安いが質に不安
- ミラーホスピタル:小規模だが親身な対応
なぜセブドクターズ・ホスピタルなのか?
信頼できるドクターが最も多いのがセブドクターズ・ホスピタルです。私はドクターとの契約にも携わりましたので、数えきれない数のドクターを見てきました。
フィリピンのドクターは日本とは違って、ドクターのレベルにばらつきがかなりありますが、セブドクターズ・ホスピタルのドクターが最も信頼できると確信しています。
セブドクターズ・ホスピタルの優位性
- アレルギー専門医など希少な専門医が在籍
- 緊急時の対応が迅速
- ジャパニーズヘルプデスクが常駐
- 日本の保険会社との連携がスムーズ
フィリピン人ドクターの横柄な態度に要注意
基本的に、フィリピン人ドクターも日本人医師同様にプライドが高く、社会的地位が高いのですが、さらに以下の特徴があります:
- 患者を選ぶことができる(面倒な患者は断る)
- 時間にルーズ(アポイントを守らない)
- 質問を嫌がる
実際に体験した医師の横柄な対応
例えば、アポイントメントをしてもフィリピン人ドクターはなかなか時間通りには来ません。昼食を家族とって、そのまま家でゴロゴロして昼一番のアポイントメントに遅れ、「エマージェンシーで遅れた」と言い訳をします。
しょっちゅう遅れてくるドクターに、「次回は時間通りに来てください」と言ったことがあるのですが、フィリピン人ドクターからは「不満があるのなら、他のドクターのクリニックに行きなさい」と言われたこともあります。
また、こまごまと質問をする患者さんを嫌がり、質問する患者さんに「あなたは医者か?そんなことを知っても仕方がない。黙って言うことを聞け」とはき捨てたフィリピン人ドクターもいます。
出産時の帝王切開率が異常に高い理由
フィリピンでは帝王切開が異常に多いのです。特に外国人や外国人夫の場合、帝王切開率が非常に高くなります。
私の周りの日本人夫をもつフィリピン人の大半は帝王切開でした。理由は以下の通りです:
- 少し難しいとすぐに諦めて帝王切開をする(フィリピン人はすぐに諦める傾向)
- 帝王切開の場合は出産費用を多く取れるから(利益重視)
私は信頼できるフィリピン人産婦人科医を知っていたので、娘の出産はセブ島の病院で行いました。信頼できる医師を見つけることの重要性を痛感した経験です。
緊急時の正しい対処法【保存版】
セブ島で医療機関を利用する際の正しい手順をご紹介します:
Step 1: 保険会社への連絡
海外旅行保険に加入している場合は、まず保険会社に電話してキャッシュレス診療を利用したい旨を伝えましょう。
Step 2: ジャパニーズヘルプデスクに連絡
電話番号:032-318-6507(日本語対応)
日本語で医療サポートを受けられるため、言語の心配がありません。緊急時の通訳や医療機関への連絡を代行してもらえます。
Step 3: セブドクターズ・ホスピタルへ
最も信頼できる医療機関として、セブドクターズ・ホスピタルをおすすめします。
Step 4: 病院内のジャパニーズヘルプデスクへ
病院に到着したら、まずジャパニーズヘルプデスクに向かってください。日本語での診療サポートを受けることができます。
海外旅行保険は必須!おすすめカード
フィリピンでの医療費は想像以上に高額になることがあります。必ず海外旅行保険に加入してから渡航してください。
最もおすすめなのは、年会費永年無料の楽天カードです。利用付帯の海外旅行保険でキャッシュレス診療が可能で非常に便利です。
楽天カードの海外旅行保険の特徴
- 年会費永年無料
- キャッシュレス診療対応
- 24時間日本語サポート
- 利用付帯で保険適用
まとめ:セブ島での医療機関選びは慎重に
10年以上フィリピンの医療現場で働いた経験から言えることは、病院とドクター選びが命を左右するということです。
特に以下のポイントを覚えておいてください:
- セブドクターズ・ホスピタルが最も信頼できる
- ジャパニーズヘルプデスク(032-318-6507)を活用する
- 海外旅行保険は必須(楽天カードがおすすめ)
- セカンドオピニオンを恐れずに求める
あなたとご家族の健康と安全のために、この記事の情報を参考にしていただければ幸いです。
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