よくフィリピンは衛生面・環境面が悪いとか、病気になりやすいと言われております。
今回は、どのように衛生面が悪く、なぜ病気になりやすいかを具体的に、7項目から説明したく思います。
フィリピンのゴミ
1.フィリピンを歩いていれば、よくゴミ山に遭遇するかと思います。
このようなゴミには、たくさんのハエが産卵・繁殖の原因になります。
ここセブ島でも、このようなゴミ山が多く見られます。だから、スーパーマーケット内やレストラン内でさえたくさんのハエや蚊が飛んでいるのです。
デング熱にかかりやすい環境
2.そして、蚊もたくさんとんでおり蚊にさされることによって感染症(デング熱)に媒介することもあるのです。
デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。 デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。フィリピンの子供達はデング熱が原因で他界されるケースも多々あるのです。
狂犬病になりやすい環境
3.また、フィリピンの路上にはたくさんの野良犬がいるのです。しかも日本の犬と違い噛まれると狂犬病になる可能性がるので、要注意です。狂犬病は、発祥すれば致死率が100%近くあるので気をつけねばなりません。(噛まれた場合は、曝露後狂犬病ワクチンの摂取が必要です)
喘息になりやすい環境
4.そして、セブ島やマニラでは至るところにジプニーが走っております。このジプニーの排気ガスは大気汚染の原因にもなるのですが、外を歩くと知らず知らずのうちに肺や気管がやられていくのです。
ちなみに、そういった環境で育つフィリピンは多くの人が喘息にかかっているのです。(日本人の子供たちもセブ島で喘息が発祥した例もございます)
このように、外を歩くだけでこれだけ病気になる原因と触れ合うことになるのです。
そして、外だけでなくレストランも要注意です。
食中毒やアメーバ赤痢になりやすい環境
5.日本食レストラン内であっても、ハエや蚊は普通に飛んでおりますので下痢・食虫毒の危険性もあるのです。アメーバ赤痢の患者さんもたくさん拝見いたしました。
以前、幸というレストランでハエ・蚊・ハチが飛んでおり、ハチを退治して店員に渡したのですが、店員は日常のできごとのように意に介しません。小さな時から、ハエや蚊やヤモリとともに生活しているフィリピン人が多いので、レストラン内にいても何とも思わないのでしょう。
フィリピンの水は要注意
6.さらに、レストランといっても水は要注意なのです。基本フィリピン人は客がどうなろうとお構いなしなので、迂闊に水も飲めません。
フィリピン人の考え方が怖い
7.実は一番怖いのは、このフィリピン人の「客がどうなろうと関係ない」ということでしょうか。
落ちたチキンを戻して、客に提供する。(ジョリビー、マクドナルド)
レストラン内で食事をしていても、その横で平気で掃除をしたり(ほうきで掃くのでほころがたちまくります)、スプレーを吹きつけたりと、走り回ったりと何回も激怒させられました・・・
レストランやファーストフードで働くフィリピン人達は、こういった知識がないのです。(考えたらわかることですが)
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