新型コロナが世界中に広がってますが、昔から人類は様々な病気に悩まされてきております。
歴史上人物が苦しんだ病気
歴史上の有名人では、武田信玄は食道癌に、前田利家も消化器癌に悩まされました。上杉謙信は高血圧症、織田信長は高血圧症と副鼻腔炎、加藤清正は肝炎、前田利長は梅毒に悩まされました。
梅毒は、ヴァスコ・ダ・ガマ一行がインドにもたらし、そこから中国にわたって、倭寇を通じて日本に入ってきているのです。
海外からもたらされた感染症
それ以前には、15世紀後半のコロンブスの大航海の時に、コレラ、インフルエンザ、マラリア、麻疹、ペスト、睡眠病、天然痘、結核、腸チフス等がユーラシア大陸とアフリカからアメリカ大陸へともたらされたりと、様々な病気が大陸間を大移動しているのです。
フィリピンに持ち込まれた感染症
フィリピンの場合もそうなのです。コレラ、B型肝炎、C型肝炎、腸チフス、アメーバ赤痢等多くの感染病がフィリピンにありますが、海外から運び込まれた感染病も多いのです。
コレラにつきましては、最も古い記録は紀元前300年頃なのです。その後、1817年にインドで起こったパンデミックがアジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカと世界中をかけめぐり、フィリピンにもその当時にもたらされたようです。
インフルエンザも紀元前の記録に残っております。そして、大流行した1898年にコッホの衛生研究所にいたプファイファーがグラム陰性の細菌を分離することに成功し、インフルエンザ菌と名づけられたのです。
その後、スペイン風邪と呼ばれ1918年にヨーロッパとアメリカを中心に大流行しました。6億人の人々が感染したと言われております。フィリピンへは、1957年に中国で発生したアジア風邪の方が影響を受けたようです。
また、マゼランが到着した1521年にも腸チフスや敗血症等の伝染病をもちこまれているのです。
フィリピンで多いデング熱は1780年頃アジア、アフリカ、北米で大流行していました。フィリピンでは、その後1953年にデング熱の重症型が報告されております。なお、デング熱は通常は蚊からの感染となります。
このような様々な病気が生まれているのですが、世界中で治療薬やワクチンを開発をしております。
古くは、パスツールが狂犬病のワクチンを開発し、フレミングがアオカビから世界初の抗生物質を見つけました。
そうした医療の発展により、天然痘が撲滅しました。しかし、その他ほとんどの病気は人間と共存しています。
新型コロナも今後は共存するでしょう。治療薬ができてからは、さほど深刻にはならないかと思いますが、今までと違い何事も一定の距離を保つ配慮が必要となってくるでしょう。
プライベートでもワークスタイルもソーシャル・ディスンタンス、リモートワーク等が今後も浸透し、生活スタイルは変化すると感じている今日この頃です!
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